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複数モータ制御、決定論的通信、および産業サイバーセキュリティ用基盤を集約した、柔軟性に優れたモジュラー型のi.MX RT産業用ドライブ開発プラットフォームにより、スマートでセキュアな産業用IoTアプリケーションを進化
NXP Semiconductorsは新時代のセキュアな産業用IoT(IIoT)に不可欠な技術を集約した包括的なモジュラー・ソリューションのi.MX RT産業用ドライブ開発プラットフォームを発表しました。このプラットフォームはi.MX RT1170クロスオーバーMCUファミリと EdgeLock® SE05xセキュア・エレメントをベースにしています。更に、多軸モータ制御、TSN(Time-Sensitive Networking)通信による決定論的イーサネット、ヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)、次世代セキュリティ、サイバー・レジリエンスをサポートし、ロボット・アーム、モバイル・サービス・ロボット、3Dプリンタ、多軸機械、ACドライブ、サーボ・ドライブなどのインダストリー4.0アプリケーションの開発を容易にします。
産業システムでは工場、ビル、インフラストラクチャの自動化をより高度にするために、セキュアでスマートなコネクテッド・デバイスの重要性が高まっています。こうしたインダストリー4.0デバイスには、ますます複雑化するセキュリティ、決定論的なリアルタイム通信、そして自動制御技術が必要です。i.MX RT産業用ドライブ開発プラットフォームは、システム設計者が一つのプラットフォームを活用して、セキュリティ・バイ・デザインのアプローチを取り入れた複雑な各種産業ユースケースをより迅速に開発、試験できるようにすることで、市場投入までの時間を短縮します。
NXPの副社長 兼 インダストリアル・エッジ・プロセッシング担当ゼネラル・マネージャーのJeff Steinheiderは次のようにコメントしています。「インテリジェントな産業アプリケーションは、ユーザーおよび他の機器と安全に通信し、安全にデータを共有し、安全に相互作用しなければなりません。i.MX RT産業用ドライブ開発プラットフォームは、セキュリティ・バイ・デザインが必要とされる先進のIIoTアプリケーションを柔軟に開発および試験できる環境を提供します。この新しいプラットフォームは真のスマート・ファクトリへの移行を促進する新世代産業デバイスの開発を容易にします」。
i.MX RT産業用ドライブ開発プラットフォームは1GHz Arm® Cortex®-M7とCortex-M4を搭載したデュアルコアi.MX RT1170ファミリをベースにしています。このプラットフォームはセキュリティ・バイ・デザインのアプローチで構築されており、コモンクライテリア『EAL 6+』認証済みのEdgeLock SE05xセキュア・エレメントが組み込まれているため、システムレベルでのISA/IEC 62443-4-1/2セキュリティ準拠が容易になります。
Embedded World 2022のNXPブース(ブース4A-222)でi.MX RT産業用ドライブ開発プラットフォームのデモを行う予定です。
i.MX RT産業用ドライブ開発プラットフォームの特長
詳細については、nxp.com/iMXRTIndustrialDriveをご覧ください。
NXP Semiconductorsについて
NXP Semiconductors N.V.(NASDAQ: NXPI)はイノベーションを通じて、よりスマートな、安全で持続可能な世界を実現します。組み込みアプリケーション向けのセキュアなコネクティビティ・ソリューションで世界をリードするNXPは、オートモーティブ、インダストリアル& IoT、モバイル、通信インフラの各市場で新たな可能性を拓いています。60年以上にわたって蓄積した経験と技術を活かし、NXPは世界30か国強で約3万1,000名の従業員を擁しています。2021年の売上高は110億6,000万米ドルでした。詳細はWebサイトwww.nxp.comをご覧ください。
NXPジャパンはNXP Semiconductorsが開発および製造するプロセッシング・ソリューション、認証技術、コネクティビティ、高出力RFやアナログ製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、名古屋および大阪に営業所があります。詳細はWebサイトwww.nxp.jp(日本語)をご覧ください。
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