お客様の素早い設計とより早い製品化を実現する、技術情報と専門知識をご紹介します。
NXPでは、私たちの従業員、お客様、コミュニティ、および投資家の皆様の幸福や繁栄を脅かすおそれのある問題を防ぎ、またそれらに備えるために、慎重な対策を講じています。
グローバル・レベルおよびローカル・レベルでビジネス・レジリエンス・チームを立ち上げ、問題を予測して防止し、プロアクティブな計画やシステムを展開して、事業を継続的に改善しています。重大な問題が発生した場合には、必要に応じてローカルやグローバルのマネジメント・チームが積極的に対応します。NXPは、影響を受けるステークホルダーに正確な情報をタイムリーに提供できるよう取り組んでいます。
NXPは、NXPのすべての事業、活動、製造現場を対象とするマネジメント・システムを通じて、レジリエントな文化を育成しています。このマネジメント・システムは、国際標準化機構のISO 22301およびISO 22316、さらに国際自動車産業特別委員会のIATF 16949 Section 6.1.2.3に基づいて構築されています。NXPのビジネス・レジリエンス・プログラムの詳細な全体像については、グローバル・ビジネス・レジリエンスと危機管理の概要を参照してください。
グローバルおよびローカルのビジネス・レジリエンス・チームは、さまざまなビジネス部門や組織の代表者で構成されます。このチームが部門、職位、勤務地の違いを超えて連携し、整合性を図り、レジリエンスのノウハウ活用に集中的に取り組むことで、NXPが発展し成長する能力を高めることができます。チームの主なミッションは、機会の最大化とリスクの最小化です。また、戦略、戦術、運用に関する意思決定を行うとともに、具体的なビジネス・レジリエンス計画を実施する責任も負います。
グローバルおよびローカルの危機管理チームもまた、さまざまなビジネス部門や組織の代表者で構成されています。このチームは、非常に高い潜在的リスクを伴う問題への対応に重点的に取り組みます。役員レベルの運営委員会が、レジリエンスや危機的状況に関する報告を受け、戦略的かつ戦術的な方向性を示します。このような状況が発生した場合は、すべてのグループが相互に連携し、必要に応じて問題をグローバル・チームおよび役員チームにエスカレーションして支援を求めます。
特定の状況がビジネスにどのようなプラスまたはマイナスの影響を与えるかを評価する際には、発生する可能性と影響度に注目します。各属性には数値スコアが関連付けられますが、これはビジネス・レジリエンスまたは危機管理チームのメンバーが割り当てるか、保険の分析やその他の外部の分析から決定されます。評価は少なくとも年1回の頻度で見直されます。各チームは、リスクの最小化または機会の最大化のために、アクション・プランの結果の定義、実行、測定を行います。
各チームはレジリエンスと危機管理の計画を文書化します。これには定期的なトレーニングや演習が含まれます。この計画によって、メンバーの意識を高め、リスクや機会への対処方法に関する知識を拡散します。トレーニングでは、主な役割と責任、アクション・プロトコル、および拠点固有のシナリオへの対処方法について学びます。
NXPでは、リスクに関する演習を少なくとも年1回実施して、さまざまな中断の可能性に対する計画の有効性をテストしています。これには、機器の故障、外部から提供される製品、プロセスおよびサービス、自然災害、火災、ユーティリティの中断、人手不足およびITの問題、サイバー攻撃などの事象によって引き起こされる中断が含まれます。
NXPでは、複数の社内外のアラート・システムを利用して、NXPの拠点またはその近くでインシデントが発生した場合に通知を受け、現場、地域、またはグローバルのレベルで迅速に対応を開始できるようにしています。また、さまざまなサプライヤの緯度と経度を含む地理情報システムを使用して、サプライヤに影響を与える可能性のあるインシデントを特定することができます。
NXPでは、リスクに関する演習を少なくとも年1回実施して、さまざまな中断の可能性に対する計画の有効性をテストしています。これには、機器の故障、外部から提供される製品、プロセスおよびサービス、自然災害、火災、ユーティリティの中断、人手不足およびITの問題、サイバー攻撃などの事象によって引き起こされる中断が含まれます。