エッジAIとクラウドAIは相容れないものではなく、むしろ、データという根本的なリソースによって結び付いています。エッジAI/MLは、エッジで収集されたデータの管理に役立ちますが、それと同時に、成功に不可欠であるキー・コスト、ユーザーからの働きかけ、全体的なパフォーマンス向上をもたらします。
クラウドによって、大規模なデータ収集と関連モデル開発環境が実現し、モデルのライフサイクル全体にわたる推論の信頼性とパフォーマンスが改善されます。NXPとAWSは共同で、AWSサービスを使用したエッジAIアプリケーションの開発と導入に最適化されたアプローチを開発しました。モデルはクラウド上で構築され、NXPのアプリケーション・プロセッサが搭載されたエッジに導入されます。その結果、2つの業界をリードする企業がお互いの強みを生かしたダイナミックで実践的なアプローチが生まれました。メーカーは顧客中心のソリューションを開発しながら、時間を節約し、エンジニアリング・コストを削減できます。
クラウドベースのエッジAIプロジェクトを開始するのは容易なことではありません。NXPとAWSはこれを支援するために、共同でNXP + AWSコラボレーション・スペースを立ち上げ、開発者が基本的なアーキテクチャと実装アプローチを習得するために役立つガイドを提供しています。
詳細を確認できる専門ガイド
厳選されたガイドは、時間を節約し、開発作業を合理化するために役立ちます。ガイドを参考にしてNXP + AWSコラボレーション・ワークスペースの使用を手軽に開始し、製品の差別化を実現できます。各ガイドの手順に従って、特定用途向けのハイブリッド・コンピューティング・モデルを構築することができます。
現在、最初のガイドである「クラウドからエッジへの機械学習パイプラインの構築」が公開されています。エッジMLはクラウドなしでもアルゴリズムを実行できますが、エッジMLを導入するにはクラウドが不可欠です。MLモデルの開発、トレーニング、配布、セキュリティ確保、保守のためのプラットフォームと、エッジMLデバイスの管理のためのプラットフォームは、クラウドベースのリソースで提供されるためです。
エッジMLの導入が、クラウドからエッジへの堅牢でスケーラブルなパイプラインによってサポートされていれば、この導入によってクラウド・リソースが拡大する可能性があります。必要に応じて拡張させることで、反復的トレーニング、地理的拡張、新製品の導入、高まり続けるセキュリティ要件をサポートできます。
ガイドを入手する前に、必ずNXP.comとAWSアカウントにログインしてください。2つのアカウントのクロス・リファレンスによって、ソフトウェア・スタックのダウンロードに簡単にアクセスできます。
NXP + AWSの最新トレーニングと最新情報
今後も、自動車、インダストリアル、IoT (Internet of Things) など、成長しつつある多くの市場セグメントに対応するハイブリッド・クラウド/エッジを簡単に導入できるよう、開発を続けてまいります。NXPとAWSは、開発者がクラウド・リソースとエッジ・リソースをハイブリッドで組み合わせて使用し、ミッション・クリティカルなデータを収集、分析して対応するアプリケーションを導入できるようサポートしています。NXP + AWSコラボレーション・スペースにアクセスして、NXPとAWSの最新のガイド、トレーニング、ニュースをご覧ください。
