モデルベース設計ツールボックス (MBDT)
NXPのMBDTには、NXP MCUでのダイレクト・ラピッド・プロトタイピングをサポートするSimulink®が組み込まれた統合ターゲット、SIL (Software-in-the-Loop) と PIL (Processor-in-the-Loop) での開発ワークフローの組込みサポート、システムやペリフェラルのデバイス・インターフェースのブロックおよびドライバ、対象車載MCUでの実行効率向上のためにターゲットに対して最適化された車載用演算/モータ制御ライブラリ・セット (AMMCLib)、他のMCU向けのリアルタイム制御組込みソフトウェア・モータ制御および電力変換 (RTCESL) 、およびSimulink®シミュレーション環境でのビットアキュレート・シミュレーション結果などが含まれています。
NXPのMBDTは、MCUを起動し、モータ制御アルゴリズムやセンサベースの通信プロトコルなどの複雑なアプリケーションを実行するために必要となるすべてのコード（初期化ルーチンやデバイス・ドライバを含む）を自動的に生成するのに役立つと同時に、複数のコンパイラでのビルドをサポートします。NXPのMBDTは、幅広いアプリケーション開発をサポートし、制御エンジニアや組込み開発者によるプロジェクト・ライフサイクルの短縮化の実現に貢献します。
ソフトウェア詳細
特長
一般
- NXPマイクロコントローラを対象とした、組込みアプリケーション向けの包括的な無償ビルド・ツールチェーン。
- ターゲットへの直接ダウンロードをサポートする、スタンドアロン・アプリケーション向けコード生成機能
- 幅広いMCUペリフェラル向けのすぐに使えるアプリケーション
- ターゲットを絞った機能およびタスクのプロファイリング
- Park/Clarke変換、デジタル・フィルタ、および一般機能を含む、最適化されたモータ制御ライブラリ・ブロック
- CAN、SPI、PITタイマ、正弦波生成、eTimer、PWM、A/DなどのI/Oブロック
- Embedded Coder®によるシームレスな統合（SILおよびPILテストを含む）
- ターゲットMCUにコードを直接ダウンロードするためのRAppID Boot Loaderユーティリティの組込みサポート
- NXP FreeMASTERの組込みサポートは、アルゴリズムの較正とチューニングのためのターゲットMCUの可視化を実現するとともに、組込みターゲット上のリアルタイムでの監視信号、データ・ロギング、信号キャプチャ、パラメータ・チューニングを備えており、高度な制御システムやモータ制御開発に必要とされるシステムにも最適です。
- フラッシュでのアプリケーション・プログラミング用のブートローダ・ユーティリティ
