NXP、Foxconnと共同でSDV開発を加速するラボを開設
最新情報
NXP® Semiconductorsと鴻海科技集団（以下、「Foxconn」）は台湾のFoxconn Nankan施設内に共同ラボを開設し、ソフトウェア・デファインドEV開発における戦略的協業関係の新たなマイルストーンを樹立しました。共同ラボの目的はNXPの包括的な電動化ポートフォリオと、サービス指向ゲートウェイ、車載ネットワーキング、安全な車両制御をターゲットとするドメイン・コントローラやゾーン・コントローラ向けのS32GファミリとS32K3ファミリを使用したクロス・ビークル・システム・ソリューションを活用することで、Foxconnにおけるソフトウェア・デファインドEV開発を加速させることです。
特色
McKinsey & Company によると、世界の自動車用ソフトウェアとエレクトロニクスの市場は2030年までに4,620億ドルとなり、2019年以降の年平均成長率（CAGR）が5.5%に達すると予想されています。 自動車の構想、設計、製造、体験のあり方はソフトウェアによって大きく変わりつつあります、その変革は業界全体の取り組みであり、多様な利害関係者間の緊密な協力が必要です。Taoyuan（桃園）に設置された共同ラボはこうしたチームワークの例として大きな意味を持ちます。電子機器製造でFoxconnが有する豊かな知識や経験と、安全かつセキュアなシステム・ソリューションでNXPが長年培ってきた専門知識を組み合わせることにより、電動化、コネクティビティ、安全な自動運転に向けたアーキテクチャ上のイノベーションとプラットフォームを実現することができます。この協業により、両社はソフトウェア・デファインドEVの開発期間の短縮を目指しています。
詳細
2022年7月、NXPはFoxconnと共に、NXPの車載テクノロジを活かした新世代のスマート・コネクテッド・ビークル向けプラットフォームの共同開発に関する覚書に署名しました。FoxconnのNankan施設にある共同ラボはイノベーション、ディスカッション、トレーニング、新しいアプリケーションを実現するための主要な場となります。この共同ラボにはFoxconnとNXPの両社から、国内外の200人以上のエンジニアが集結します。
「Foxconnは現在の自動車産業界に革新的な挑戦の機会と可能性を見出しています。NXPの車載業界における長年の専門知識とリーダーシップ、システムに対する理解、革新的な製品、安全、セキュリティ、品質へのこだわりが今回の提携の強化につながりました。この共同ラボはFoxconnとNXPの戦略的パートナーシップにおける重要なマイルストーンであり、そこで得られた成果を今後の開発に活かしたいと考えています。」
Foxconn E-Business Group、EV E/EA R&D ダイレクタ、Zeke Wu
「今日、Foxconnとの共同ラボが設立され、戦略的協業が次のマイルストーンに進んだことを誇りに思います。このラボの誕生により、構想段階にあるソフトウェア・デファインドEVの実用化が加速します。 自動車産業界においてはスピードと効率がさらに求められます。NXPはシステム・ソリューション・ポートフォリオの拡大により、電動化、次世代アーキテクチャ、スマートでセキュアなカー・アクセス・システムそしてさらに先のアプリケーションを実現します。」
Elton Tsang, Senior Sales Director of NXP Semiconductors
NXP Semiconductorsについて
NXP Semiconductors N.V. NXP Semiconductors N.V.（NASDAQ: NXPI）には、より良く、安全・安心なコネクテッド・ワールドを実現する画期的なテクノロジーを生み出すために優秀な頭脳がそろっています。組み込みアプリケーション向けのセキュアなコネクティビティ・ソリューションで世界をリードするNXPは、オートモーティブ、インダストリアル& IoT、モバイル、通信インフラの各市場で新たな可能性を拓く一方、より持続可能な未来を実現するソリューションを提供しています。60年以上にわたって蓄積した経験と技術を活かし、NXPは世界30か国強で約3万4,500名の従業員を擁しています。2022年の売上高は132億1,000万米ドルでした。詳細はWebサイトwww.nxp.comをご覧ください。
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