今回のWireless Wednesdayへようこそ。毎週水曜日に、NXPはワイヤレス・コネクティビティの重要なトピックに関する記事、ビデオ、ブログなどをお届けします。
今週のビデオでは、Bluetooth 6の最新のイノベーションである、チャネル・サウンディングの実際の動作をご紹介します。チャネル・サウンディングは、Bluetoothでの接続にセキュアで高精度、かつ低レイテンシの距離測定機能をもたらします。標準のBluetooth接続を使用して、2つのデバイスが、Bluetooth SIGによって最近正式採用された新機能のチャネル・サウンディング手順を介してデバイス間の距離を測定できます。これにより、自動的にロックが解除されるドアから、部屋に入ると点灯するライトまで、IoTデバイスとやり取りするためのまったく新しい画期的な方法が幅広い分野で可能になります。このBluetoothの新機能がもたらすイノベーションはまだ始まりにすぎません。
MCX W72は、チャネル・サウンディングをサポートするとともに、レイテンシを低減するNXPのローカリゼーション・コンピューティング・エンジン (LCE) を搭載しています。詳細については、紹介ブログをお読みください。
このビデオでは、NXPのチャネル・サウンディング・ハードウェアおよびソフトウェアを使用して2つの異なるデモを行っています。1つ目のデモでは、2つのボードがボード間の距離を測定する、チャネル・サウンディングでの基本的な測距についてご紹介します。設定がより高度な2つ目のデモでは、NXPの1対多のソフトウェアにより、1つのBluetooth接続を使用して4つのボードのレイテンシを大幅に低減する方法をご紹介します。MCX W72は、NXPが初めてチャネル・サウンディングをサポートしたIoTデバイスであり、チャネル・サウンディング・アルゴリズム用に最適化された専用のコプロセッサである、ローカリゼーション・コンピューティング・エンジンが搭載されています。
ローカリゼーション・コンピューティング・エンジンを搭載したMCX W72のブロック図。
ブロック図をダウンロードすると、拡大図がご覧いただけます。