Getting Started with the BATT-18EMULATOR Evaluation Board | NXP Semiconductors

BATT-18EMULATOR評価ボードのスタート・ガイド

最終更新日時: May 6, 2023サポート MC33774用バッテリー・エミュレータ

このドキュメントの内容

  • 1

    パッケージの内容
  • 2

    ハードウェアについて
  • 3

    ハードウェアの構成

1. パッケージの内容

NXPのアナログ製品開発ボードは、NXP製品の評価を目的とした使いやすいプラットフォームです。さまざまなアナログ・ソリューション、ミックスド・シグナル・ソリューション、パワー・ソリューションに対応しています。実績のある大容量テクノロジを使用したモノリシック集積回路およびシステム・イン・パッケージ (SiP) デバイスを搭載しています。NXP製品は、最先端システムへの電源供給において、より長いバッテリー寿命、より小さいフォーム・ファクタ、より少ない部品数、より低いコスト、改善されたパフォーマンスを実現します。

このページでは、BATT-18EMULATORボードをセットアップして使用する手順について説明します。

1.1 キットの内容と同梱物一覧

BATT-18EMULATORキットには、以下のものが含まれます。

  • BATT-18EMULATOR、18セル・スライダ・バッテリー・パックのエミュレータ
  • 25 W AC-DCアダプタ、+5 VDC/5 A単一出力 - DCプラグ・タイプP1J (2.1 × 5.5 × 11 mm)、音叉型、センター・プラス
  • アダプタ・ケーブルDCプラグ2.1 × 5.5 × 11 mm~2.5 × 5.5 × 9.5 mm

2. ハードウェアについて

2.1 ボードの特長

  • 18個のスライダ・ポテンショメータを使用して、セル電圧を1.2 V~3.3 Vの間で調整します。最大合計電圧は60 Vに制限されています。
  • 3個のセルの電圧を反転させて、−1.2 V~−3.3 Vの電圧を印加することができます
  • チャネルあたりの最大電流能力:200 mA
  • MC33774評価ボード接続用の3個のコネクタ
  • 温度センサの出力電圧を0 V~+4.95 Vの範囲で変化させ、NTC(負の温度係数)センサをシミュレートできます

2.2 ボードの説明

BATT-18EMULATORボードは、MC33774 18セル・バッテリー・セル・コントローラ (BCC) の評価ボードに簡単に接続してマルチセル・バッテリー・パックをエミュレートできます。

  • RD33774ADSTEVB - 1つのMC33774を備えた分散型ボード
  • RD33774CNT3EVB - 3つのMC33774を備えた集中型ボード

2.3 ボードのコンポーネント

BATT-18EMULATORボードの概要

GS-BATT-18EMULATOR-01

GS-BATT-18EMULATOR-01

GS-BATT-18EMULATOR-02

GS-BATT-18EMULATOR-02

3. ハードウェアの構成

3.1 ハードウェアの構成

ハードウェアを構成するには、以下の手順を実施します。

  1. MC33774 EVBパックに付属の32ピン・ケーブルを使用して、1~3枚のMC33774 EVBボードをバッテリー・エミュレータ・コネクタJ4J5J6のいずれかに接続します。
  2. 5.0 Aの電流能力を備えた5.0 V DC電源を、Ø2.5 mmジャック・コネクタであるJ3を介してボードに接続します。センター・ピンが正電圧に、リング端子がグランドに接続されます。オンボードLEDが点灯します。
  3. ポテンショメータを動かして、18個のセルと温度センサ・エミュレータの電圧を変化させます。

設計・リソース

その他の参考情報

MC33774、ASIL D対応18チャネルLi-Ionバッテリー・セル・コントローラICのページに加えて、以下のページもご覧ください。