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接続2
ソフトウェアの入手3
ビルドと実行MIMXRT1060-EVK/EVKBの動作テストをしてみましょう。ショート・ビデオで手順を視聴するか、以下に記載された詳細な手順を参考にして、作業を進めてください。下の図はMIMXRT1060-EVKの画像を示していますが、手順はMIMXRT1060-EVKBの場合も同じです。
デバイスには4つのブート・モードがあります(1つはNXP用に予約済みです)。ブート・モードは、内部BOOT_MODEレジスタに格納されているバイナリ値に基づいて選択されます。MIMXRT1060-EVK/EVKB/MIMXRT1064-EVKボードのブート・モードの選択にはスイッチSW7
が使用されます。
QSPIフラッシュからブートするには、SW7
が0010
に設定されていることを確認してください。
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MIMXRT1060-EVKには、オンボードLEDを使用する「LEDの点滅」デモが搭載されています。ボードの電源がオンになると、緑色のLEDが断続的に点滅します。
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MIMXRT1060-EVK/EVKB用ソフトウェアのインストール。
MCUXpresso SDKは無償で利用することができ、オープンソースのライセンスに基づいて、すべてのハードウェア抽象化およびペリフェラル・ドライバ・ソフトウェアのソース・コード全体が提供されます。オンラインのSDK Builderにアクセスし、提供されているSDKビルダを使用してMIMXRT1060-EVK/EVKB用のカスタムSDKパッケージを作成することもできます。
下のボタンをクリックして、MIMXRT1060-EVK/EVKB用に事前設定済みのSDKリリースをダウンロードしてください。SDKについて詳しく知る
MCUXpresso SDKを入手するSomething went wrong! Please try again.
NXPは、MCUXpresso IDEというツールチェーンを無償で提供しています。
別のツールチェーンを使用したい場合問題ありません。MCUXpresso SDKは、IAR、Keil、コマンドラインGCCなどの他のツールをサポートしています。
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サンプル・アプリケーションの多くは、マイクロコントローラのUARTを介してデータを出力するため、ボードの仮想COMポート用のドライバがインストールされているか必ず確認してください。ドライバのインストーラを実行する前に、ボードをPCに接続しておく必要があります。
ドライバをダウンロードシリアル・ポート・ドライバをインストールした状態で、お好きなターミナル・アプリケーションを実行し、マイクロコントローラのUARTからのシリアル出力を確認します。ターミナルをボーレート115200、8データ・ビット、パリティなし、1ストップ・ビットに設定します。MIMXRT1060-EVK/EVKBの仮想COMポートのポート番号を確認するには、デバイス・マネージャを開き、[Ports(ポート)]の下にあるグループを探します。
ターミナル・アプリケーションの使用方法がわからない場合は、次のいずれかのチュートリアルをお試しください。
Tera Termは、広く利用されているオープン・ソースのターミナル・エミュレーション・アプリケーションです。このプログラムを使用して、NXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示できます。
PuTTYは、広く利用されているターミナル・エミュレーション・アプリケーションです。このプログラムを使用して、NXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示できます。
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MCUXpresso SDKには、サンプル・アプリケーション・コードが豊富に用意されています。利用可能なコードを確認するには、SDKをインストールしたフォルダの「SDK boards」フォルダを参照し、ボードMIMXRT1060-EVK
/boards/evkmimxrt1060
またはMIMXRT1060-EVKBを選択します。
/boards/MIMXRT1060EVKB .
特定のサンプル・コードの詳細については、サンプルのディレクトリにあるreadme.txtファイルを開いてください。
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興味のあるデモ・アプリケーションやドライバのサンプルがいくつかあれば、それをビルドおよびデバッグする方法を知りたくなることでしょう。MCUXpresso SDKのスタート・ガイドでは、SDKでサポートされているすべてのツールチェーンのデモを設定、ビルド、およびデバッグする方法について、わかりやすく手順に沿って解説しています。
以下のガイドを参照し、MCUXpresso IDEでサンプル・アプリケーションを開いてビルドやデバッグを行う方法を習得してください。
左下隅にある「Quickstart Panel(クイックスタート・パネル)」を確認します
その中の[Import SDK example(s)...(SDKサンプルのインポート)]をクリックします。
サンプルをインポートして実行させるボードとして「evkmimxrt1060ボード」をクリックして選択し、[Next(次へ)]をクリックします。
矢印ボタンを使用して[demo_apps]カテゴリを展開し、hello_worldの横にあるチェックボックスをクリックしてそのプロジェクトを選択します。[SDK Debug Console(SDKデバッグ・コンソール)]として[UART]が選択されていることを確認してください。次に、[Finish(完了)]をクリックします。
ここで、プロジェクト名をクリックし、[Build(ビルド)]アイコンをクリックして、プロジェクトをビルドします。
ビルドの進捗状況は[Console(コンソール)]タブで確認できます。
MCUXpresso IDEは接続されたボードを検出します。MIMXRT1060-EVKに統合されたOpenSDA回路の一部であるCMSIS-DAPデバッグ・プローブが検出される必要があります。[OK]をクリックして続行します。
ファームウェアがボードにダウンロードされ、デバッガが起動します。
ターミナル・プログラムを開き、ボードが列挙したCOMポートに接続します。ボーレート115200、8データ・ビット、パリティなし、1ストップ・ビットを使用します。
[Resume(再開)]ボタンをクリックすると、アプリケーションが開始されます。
hello_worldアプリケーションが実行され、ターミナルにバナーが表示されます。表示されない場合は、ターミナルの設定と接続を確認してください。
命令の一時停止、ステップ・イン、ステップ・オーバーを行うにはメニュー・バーのコントロールを使用します。デバッグ・セッションを停止するには、[Terminate(終了)]アイコンをクリックします。
次の手順に従ってhello_worldサンプル・アプリケーションを開きます。他のサンプル・アプリケーションでは、手順がわずかに異なる場合があります。アプリケーションによってはパスのフォルダ階層が深くなるためです。
目的のデモ・アプリケーション・ワークスペースをまだ開いていない場合はここで開きます。ほとんどのサンプル・アプリケーション・ワークスペースのファイルは、次のパスに置かれています。
/boards/// /iar
hello_worldデモをサンプルとして使用する場合、パスは以下に置かれています。
/boards/evkmimxrt1060/demo_apps/hello_world/iar/hello_world.eww
ドロップダウン・リストから、目的のビルド・ターゲットを選択します。
ここでは、「hello_world – Debug」ターゲットを選択します。
デモ・アプリケーションをビルドするには、下の図で赤色でハイライト表示されている[Make(作成)]ボタンをクリックします。
ビルドが正常に完了します。
アプリケーションをダウンロードして実行するには、以下の手順を実行します。
PCのターミナル・アプリケーション(PuTTY、Tera Termなど)を開き、デバッグのCOMポートに接続します。次の設定値を用いてターミナルを設定します。
IARで[Download and Debug(ダウンロードとデバッグ)]ボタンをクリックし、アプリケーションをターゲットにダウンロードします。
アプリケーションがターゲットにダウンロードされると、自動的にmain()関数まで実行されます。
[Go(実行)]ボタンをクリックすると、コードが実行され、アプリケーションが開始されます。
hello_worldアプリケーションが実行され、ターミナルにバナーが表示されます。表示されない場合は、ターミナルの設定と接続を確認してください。
MDKツールをインストールした後、デバッグ目的でデバイスを完全にサポートするには、CMSIS (Cortex® Microcontroller Software Interface Standard) デバイス・パックをインストールする必要があります。このパックには、メモリ・マップ情報、レジスタ定義、フラッシュ・プログラミング・アルゴリズムなどが含まれています。下記の手順に従って、MIMXRT105xのCMSISパックをインストールしてください。
次の手順に従ってhello_worldアプリケーションを開きます。他のサンプル・アプリケーションでは、手順がわずかに異なる場合があります。アプリケーションによってはパスのフォルダ階層が深くなるためです。
目的のサンプル・アプリケーション・ワークスペースをまだ開いていない場合は以下で開きます。
/boards/// /mdk
ワークスペース・ファイルの名前は、
/boards/evkmimxrt1060/demo_apps/hello_world/mdk/hello_world.uvmpw
デモ・プロジェクトをビルドするには、[Rebuild(リビルド)]ボタン(赤色でハイライト表示)を選択します。
ビルドが正常に完了します。
アプリケーションをダウンロードして実行するには、以下の手順を実行します。
開発プラットフォームをUSBケーブルでPCに接続します。
PCのターミナル・アプリケーション(PuTTY、Tera Termなど)を開き、デバッグのシリアル・ポート番号に接続します。次の設定値を用いてターミナルを設定します。
アプリケーションが正しくビルドされたら、[Download(ダウンロード)]ボタンをクリックして、アプリケーションをターゲットにダウンロードします。
アプリケーションをデバッグする場合、[Start/Stop Debug Session(デバッグ・セッションの開始/終了)]ボタン(赤色でハイライト表示)をクリックします。
[Run(実行)]ボタンをクリックすると、コードが実行され、アプリケーションが開始されます。
hello_worldアプリケーションが実行され、ターミナルにバナーが表示されます。表示されない場合は、ターミナルの設定と接続を確認してください。
ここでは、Kinetis SDKでサポートされているように、Arm GCCツールチェーンを使用してKSDKデモ・アプリケーションのビルドと実行を行う際に必要となるコンポーネントをインストールする手順について説明します。Arm GCCツールの使用方法はさまざまですが、今回の例では、Windows環境に焦点を当てています。ここでは省略しますが、GCCツールは、Linux OSやMac OSXの環境でも利用できます。
GNU Arm Embeddedツールチェーンからインストーラをダウンロードして、実行します。これは実際のツールチェーンです(コンパイラ、リンカなど)。Kinetis SDKリリース・ノートに記載されている最新のサポート・バージョンのGCCツールチェーンを使用する必要があります。
MinGW (Minimalist GNU for Windows) 開発ツールは、サード・パーティ製のCランタイムDLL(Cygwinなど)に依存しないツール・セットを提供します。KSDKで使用されているビルド環境ではMinGWビルド・ツールを利用せず、MinGWとMSYSのベース・インストールを活用しています。MSYSは、Unixに似たインターフェースと各種ツールを備えた基本シェルを提供します。
MinGW - Minimalist GNU for Windowsファイルから最新のMinGW mingw-get-setupインストーラをダウンロードしてください。
インストーラを実行します。インストール・パスとしては「C:\MinGW」を推奨しますが、他のどの場所にでもインストールできます。
注:インストール・パスにスペースを含めることはできません。
[Basic Setup(基本セットアップ)]で、「mingw32-base」と「msys-base」が選択されていることを確認します。
[Installation(インストール)]メニューで[Apply Changes(変更を適用)]をクリックし、残りの手順に従ってインストールを完了します。
Windows OSのPath環境変数に適切なアイテムを追加します。これは、[Control Panel(コントロール・パネル)]>[System and Security(システムとセキュリティ)]>[System(システム)]>[Advanced System Settings(システムの詳細設定)]の[Environment Variables...(環境変数)]セクションで設定します。パスは次のとおりです。
\bin
デフォルトのインストール・パスであるC:\MinGWを使用した例を以下に示します。パスが正しく設定されていないと、ツールチェーンは機能しません。
注:PATH変数に「C:\MinGW\msys\x.x\bin」が設定されている場合(KSDK 1.0.0向けの旧仕様)、これを削除してください。削除されていないと、新しいGCCビルド・システムが正しく機能しない場合があります。
新しいシステムの環境変数を作成して、「ARMGCC_DIR」という名前を付けます。この変数の値で、Arm GCC Embeddedツールチェーンのインストール・パスを指定します。今回の例では、次のようになります。
C:\Program Files (x86)\GNU Tools Arm Embedded\4.9 2015q3
インストール・フォルダの正確なパス名については、GNU Arm GCC Embeddedツールのインストール・フォルダを参照してください。
Get CMakeの入手からCMake 3.0.xをダウンロードします
CMakeをインストールします。インストール時には、必ず[Add CMake to system PATH(CMakeをシステムPATHに追加)]オプションを選択します。すべてのユーザーが使用できるパスにインストールするか、現在のユーザーのみが使用できるパスにインストールするかは、ユーザーが選択します。今回の例では、すべてのユーザーに対してインストールしています。
インストーラの残りの手順に従います。
PATHの変更を適用するには、システムの再起動が必要になる場合があります。
サンプル・アプリケーションをビルドする手順は次のとおりです。
GCC ARM Embeddedツールチェーンのコマンド・ウィンドウが開いていない場合はここで開きます。ウィンドウを開くには、Windows OSの[スタート]メニューから、[プログラム]>[GNU Tools ARM Embedded
ディレクトリをサンプル・アプリケーション・プロジェクト・ディレクトリに変更します。パスは次のようになります。
/boards/// /armgcc
このガイドの場合、実際のパスは次のようになります。
/boards/evkmimxrt1060/demo_apps/hello_world/armgcc
コマンドラインで「build_flexspi_nor_debug.bat」と入力するか、Windows OSのエクスプローラで「build_flexspi_nor_debug.bat」ファイルをダブルクリックして、ビルドを実行します。次のような出力画面が表示されます。
ここでは、J-Link GDBサーバ・アプリケーションを使用してデモ・アプリケーションを実行する手順について説明します。この作業を行うには、次の2つの要件があります。
以下のいずれかであることを確認してください。
ボードのOpenSDAインターフェースが、J-Link OpenSDAファームウェアでプログラムされている。ボードがOpenSDAをサポートしていない場合は、スタンドアロンのJ-Linkポッドが必要になります。
ボードのデバッグ・インターフェースにスタンドアロンのJ-Linkポッドが接続されている。一部のハードウェア・プラットフォームでは、外部デバッグ・インターフェースで正常に機能させるためにハードウェアに変更を加える必要があることにご注意ください。
J-Linkインターフェースを設定して接続したら、以下の手順に従ってデモ・アプリケーションをダウンロードして実行します。
このボードはJ-Linkデバッグ・プローブをサポートしています。ご使用の前にSEGGERソフトウェアをインストールしてください。SEGGERからダウンロードできます
開発プラットフォームをPCに接続します。OpenSDAのUSBコネクタとPCのUSBコネクタをUSBケーブルでつないでください。スタンドアロンのJ-Linkデバッグ・ポッドを使用している場合は、ボードのSWD/JTAGコネクタにも接続してください。
PCのターミナル・アプリケーション(PuTTY、Tera Termなど)を開き、デバッグのシリアル・ポート番号に接続します。次の設定値を用いてターミナルを設定します。
ボーレート115200(board.hファイルのBOARD_DEBUG_UART_BAUDRATE変数を参照)
パリティなし
8データ・ビット
1ストップ・ビット
J-Link GDBサーバ・アプリケーションを開きます。SEGGERインストール・フォルダ(例えば、C:\Program Files (x86)\SEGGER\JLink_V616f)に移動します。デバッグおよびリリースのターゲットについては、ここでコマンド・ウィンドウを開き、「JLinkGDBServer.exe」コマンドを使用します。
注:sdram_debugおよびsdram_releaseターゲットの場合は、次のコマンドを使用します。
JLinkGDBServer.exescriptfile /boards/evkmimxrt1060/demo_apps/hello_world/evkmimxrt1060_sdram_init.jlinkscript
接続すると、画面は次の図のようになります。
GCC ARM Embeddedツールチェーンのウィンドウが開いていない場合はここで開きます。ウィンドウを開くには、Windows OSの[スタート]メニューから、[プログラム]>[GNU Tools ARM Embedded
サンプル・アプリケーションの出力を格納するディレクトリに移動します。出力は、選択したビルド・ターゲットに応じて、次のいずれかのパスに格納されます。
/boards/// /armgcc/debug
/boards/// /armgcc/release
今回の例の場合、実際のパスは次のようになります。
/boards/evkmimxrt1060/demo_apps/hello_world/armgcc/debug
「arm-none-eabi-gdb.exe
次のコマンドを実行します。
「target remote localhost:2331」
「monitor reset」
「monitor halt」
「load」
hello_worldアプリケーションが実行され、ターミナルにバナーが表示されます。表示されない場合は、ターミナルの設定と接続を確認してください。
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