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StarCore SC3900FP FVP(Flexible Vector Processor)は、高性能で低消費電力のワイヤレスインフラストラクチャ要件に対応するために設計された、業界最高のパフォーマンスを備えた次世代通信DSPです。

SC3900FPコアの高レベルなプログラマビリティにより、WCDMA、HSPA+、TD-SCDMA、WiMAX、LTE、LTE Advancedの既存および次世代のワイヤレス規格に対応するソフトウェア定義可能な無線システムの物理(PHY)層の非常に効率的かつ柔軟な実装が可能になります。

SC3900FP FVPは、ワイヤレスインフラストラクチャ、特にPHYレイヤベースバンドアプリケーション用に設計されています。

仕様

SC3900FPは高度なマルチコア技術をサポートしており、複数のコアを接続してコアのクラスタを形成することができます。SC3900FPマルチコアアプローチは、SoCファブリックトラフィックを大幅に削減し、コードとデータの効率的な共有を可能にします。さらに、専用のアクセラレータポートを使用すると、ハードウェアアクセラレータをコアの共有L2キャッシュに直接接続できます。

各クラスタは、当社のCoreNet高性能キャッシュ・コヒーレント・ファブリックを介してSoCに接続され、シングルコア・プログラミングのシンプルさをマルチコア・システムに提供します。コヒーレンシは、コア、クラスタ、およびデバイス全体のすべてのメモリレベルでハードウェアによってサポートされます。

1.2 GHzでのパフォーマンス
  • 最大38.4 GMAC
  • 最大19.2 GFLOPS
  • 最大1.2 Tb/秒のメモリ帯域幅
アーキテクチャ
  • 複数命令、複数データ
  • 1サイクルあたり最大8命令
  • 1つの命令で最大8つのデータレーンベクトル(SIMD8)
高度なプログラミングのサポート
  • 1サイクルあたり最大16のIEEE® 、単精度浮動小数点演算
  • すぐに使用可能なコンパイル済みDSPコードの高パフォーマンス
  • C、C++、組み込みCのサポート
高性能メモリシステム
  • 高帯域幅とデータ・ストリーミング機能
  • 2 MBの共有L2キャッシュ下で2つのSC3900FPコアをクラスタリング
  • L1、L2キャッシュとメインメモリ間のメモリの一貫性をサポートするハードウェア
低消費電力
  • 高度な低電力最適化手法