MCSPTR2AK396車載モータ制御キットのスタート・ガイド

最終更新日時： 2024-11-25 15:59:00サポート S32K39 BLDC/PMSM開発キット

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    ソフトウェアの入手

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    接続

お客様の S32K39 BLDC/PMSM開発キット

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1. パッケージの内容

MCSPTR2AK396 Development Kit

MCSPTR2AK396 Development Kit

MCSPTR2AK396 Callouts

MCSPTR2AK396 Callouts
  • S32K396-PCIeコントローラ・ボード
  • MC33937Aプリドライバ集積回路に基づく3相PMSM/BLDC低電圧パワー・ステージ
  • マイクロUSBケーブル
  • +24 VDC電源
  • ユニバーサル・アダプタ
  • PSE電源コード
  • 3相PMSMモータ、レゾルバ付き、1相あたり30 V、3000 RPM、0.32 Nm、95 W、5.2 A

1.1 MCSPTR2AK396開発キットの特長

MCSPTR2AK396 Callouts

MCSPTR2AK396 Callouts

MCSPTR2AK396 Content

MCSPTR2AK396 Content

MCSPTR2AK396 Motor Control Application Block Diagram

MCSPTR2AK396 Motor Control Application Block Diagram

1.2 S32K396コントローラ・ボードとパワー・ステージ・ボードについて

MCPTR2AK396 Controller Board

MCPTR2AK396 Controller Board

MCPTR2AK396 Power Stage Board

MCPTR2AK396 Power Stage Board

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2. ソフトウェアの入手

資格情報を使用してNXPにサインインします 。

2.1 S32 Design Studio for S32 Platform IDEの入手

S32 Design Studio for S32 Platform v.3.5をダウンロードしてインストールします。

S32DS3.5 Download 1

S32DS3.5 Download 1

S32DS3.5 Download 2

S32DS3.5 Download 2

注：アクティベーション・コードは電子メールで送信されるか、［License Keys（ライセンス・キー）］タブに表示されます。

2.2 S32K396開発パッケージのダウンロード

ソフトウェア・パッケージ・マネージャを開きます。

  1. デバイス列でS32K396を選択し、［Integrated Software Bundle（統合ソフトウェア・バンドル）］を展開します

    2. S32K396 Integrated Software Bundle

    S32K396 Integrated Software Bundle
  2. S32 Design Studio RTM 3.5.6_D2309を選択し、［Generate Bundle Installer（バンドル・インストーラの生成）］をクリックします

    3. S32K396 Download Development Package

    S32K396 Download Development Package
  3. バンドル・インストーラをインストールして、S32K396開発パッケージ (SW32K3_S32DS_3.5.8_D2311.zip) を入手します

2.3 プラットフォーム・パッケージの更新

  1. S32DSで、トップメニューから［Help（ヘルプ）］→［S32DS Extensions and Updates（S32DSの拡張と更新）］の順に進み、［S32DS Extensions and Updates（S32DSの拡張と更新）］ダイアログを開きます。
  2. S32 Design Studio PlatformとS32 Design Studio Platform Toolsのパッケージを更新します。

Update Platform Packages

Update Platform Packages

2.4 S32K396開発パッケージをS32 Design Studioにインストール

  1. S32DSで、トップメニューから［Help（ヘルプ）］→［S32DS Extensions and Updates（S32DSの拡張と更新）］の順に進み、［S32DS Extensions and Updates（S32DSの拡張と更新）］ダイアログを開きます。
  2. ［Add Update Sites（更新サイトの追加）］リンクをクリックしてS32K396開発パッケージをインストールし、ディスク上のSW32K3_S32DS_3.5.8_D2311.zipファイルに移動します。

    3. Add Update Sites

    Add Update Sites
  3. S32K396開発パッケージを選択してインストールします

    4. Install S32K396 Development Package

    Install S32K396 Development Package

2.5 RTDドライバのインストール

  1. S32DSで、トップメニューから［Help（ヘルプ）］→［S32DS Extensions and Updates（S32DSの拡張と更新）］の順に進み、［S32DS Extensions and Updates（S32DSの拡張と更新）］ダイアログを開きます。
  2. S32K396 RTD AUTOSAR R21-11 Version 3.0.0を選択してインストールします

    3. Install S32K396 RTD 3.0.0

    Install S32K396 RTD 3.0.0

2.6 FreeMASTERアプリケーション・ツールの入手

リアルタイム・デバッグ用のFreeMASTERアプリケーション・ツールをダウンロードしてインストールします。

2.7 S32K3用AMMCLIBの入手

S32K3用の最新の車載用演算/モータ制御ライブラリ・セット（バージョン1.1.39以降）をダウンロードしてインストールします。

Download S32K3 AMMCLib

Download S32K3 AMMCLib

ヒント：可能であれば、AMMCLibのパスを後で簡単に変更できるように、デフォルトのパスにインストールしてください。

2.8 S32K396モータ制御アプリケーションの入手

S32K396モータ制御アプリケーション・ソフトウェアをダウンロードしてインストールします。

Install S32K396 MC Application

Install S32K396 MC Application

注：このアプリケーションでは、バージョンが合っているかどうか、適切なAMMCLibが正しくインストールされているかどうかがチェックされます。正しくインストールされていない場合は、AMMCLibをインストールし、S32K396モータ制御アプリケーション・ソフトウェアを再インストールします。 これにより、次のプロジェクトを簡単にインポートできるようになります（最新のAMMCLibへのパスが更新済みとなります）

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3. 接続

3.1 MCキットの電源投入とホストPCへの接続

ホストPCへのマイクロUSB接続を確認し、電源インバータ基板に24 V電源を接続します。

S32K396 Evaluation Board USB Connection

S32K396 Evaluation Board USB Connection

3.2 3PHLVPWBRDPCIEパワー・ステージ・ボードのデフォルトのジャンパ位置の確認

3PHLVPWBRDPCIE Jumpers

3PHLVPWBRDPCIE Jumpers

3PHLVPWBRDPCIEのデフォルトのジャンパ設定表をジャンパ表のExcelシートからここに挿入します。

3.3 S32K396-PCIE-MCコントローラ・ボードのデフォルトのジャンパ位置の確認

S32K396-PCIE-MC Jumpers

S32K396-PCIE-MC Jumpers
  1. 3PHLVPWBRDPCIEのデフォルトのジャンパ設定表をジャンパ表のExcelシートからここに挿入します
  2. J20コネクタを介して外部JTAGデバッグ・プローブを使用する場合は、J28の設定を1-2、4-5、7-8、10-11に変更します

External Debugger

External Debugger

3.4 パワー・ステージ・ボードへのコントローラ・ボードの取り付け

S32K396 Motor Control Kit

S32K396 Motor Control Kit

必要に応じて、機械的堅牢性を高めるために支柱を使用します。

S32K396 Motor Control Kit

S32K396 Motor Control Kit

3.5 キットのUSBと電源の接続

  1. マイクロUSBケーブルでボードをPCに接続します

    2. Connect the kit USB and Power Supply

    Connect the kit USB and Power Supply
  2. パワー・ステージ・ボードに24 V電源を接続します

    3. Connect the kit USB and Power Supply

    Connect the kit USB and Power Supply

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ビルド

モータ制御アプリケーションをMCUにインポートしてビルドおよびロード

S32M27XEVBモータ制御ボードの動作テストを行いましょう。

アプリケーションの選択とプロジェクトのインポート

インストールしたディレクトリ (NXP\MC_DevKits\MCSPTR2AK396\sw) から適切なPMSMモータ制御アプリケーションを選択します。

インストールされているアプリケーション・ソフトウェア・プロジェクトをS32 Design Studio IDE for S32 Platformにインポートするには、次の手順に従います。

  1. S32DS for S32 Platformを起動します
  2. ［File（ファイル）］>［Import（インポート）］に移動し、［General（全般）］>［Existing Projects into Workspace（既存プロジェクトをワークスペースへ）］を選択します

    3. Import Project

    Import Project
  3. インストールしたアプリケーション・ディレクトリ (NXP\MC_DevKits\ MCSPTR2AK396\sw) に移動し、適切なプロジェクトを選択したら、［OK］をクリックします
  4. ［Finish（完了）］をクリックします

    5. Import MCSPTR2AK396 Project

    Import MCSPTR2AK396 Project

注：［Copy projects into workspace（プロジェクトをワークスペースにコピー）］オプションのチェックボックスをオンにします。

設定ツールの使用

  1. プロジェクトの構造を展開し、*.mexファイルをダブルクリックして「S32設定ツール」のプロジェクト設定を開きます

    2. Mex File

    Mex File
  2. 適切なプロジェクトを設定していることを確認し、［Update Code（コードの更新）］ボタンをクリックして設定ファイルを生成します

    3. Update Code

    Update Code

ソフトウェアのアップロードとデバッグ

  1. S32DSで、C/C++の画面に戻ります

    2. C_Cpp Perspective

    C_Cpp Perspective
  2. ［Debug Configuration（デバッグ設定）］メニューを使用し、ソフトウェアをビルドしてMCUにアップロードするための定義済みデバッグ設定を選択します。

    3. Debug Menu

    Debug Menu

    Debug Configuration

    Debug Configuration
  3. S32DSがデバッグ画面に切り替わるので、［Resume（再開）］をクリックして（またはF8を押して）コードを実行し、［Disconnect（切断）］を使用してS32DS IDEデバッガとFreeMASTERツール間の干渉を回避します。

    4. Let Code Run

    Let Code Run

    Disconnect

    Disconnect

デバッグ・ツールの設定

FreeMASTERアプリケーションを起動します。

*.pmpx FreeMASTERプロジェクト\FreeMASTER_controlを開くには、［File（ファイル）］>［Open Project（プロジェクトを開く）］の順にクリックします。

注：S32DSプロジェクト・フォルダ内で直接ダブルクリックして起動することもできます。

FreeMASTER Project

FreeMASTER Project

通信を有効にするには、FreeMASTERツールバーで［Go］をクリックします（またはCtrl+Gを押します）。

FM Start

FM Start

通信が成功すると、最下部のステータス・バーに「RS-232 UART Communication;COMn;speed = 115200」と表示されます。

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アプリケーション制御

アプリケーションの制御

モーターを回転させるには、次の手順に従います。

  1. プロジェクト・ツリーからSpeed FOCデバッグ・ビューを選択します
  2. モータ制御ツール (MCAT) の［Control Struct（制御構造）］タブに切り替えます
  3. MCATまたは変数監視ウィンドウでアプリケーションをオンに切り替えます
  4. MCATまたは変数監視ウィンドウで必要な速度を設定します

Spin the Motor

Spin the Motor

必要に応じて、パワー・ステージ・ボードのSW1スイッチとSW3/SW2ボタンでモータ速度を制御できます。

Buttons

Buttons
  1. SW1のバーを下に（ボードの外側方向へ）動かして、アプリケーションをオンにします
  2. SW3/SW2を押して、ロータを時計回り/反時計回りに回転させます
  3. もう一度SW3/SW2を押すと、モータの速度が増減します
  4. SW1のバーを上に（ボードの中心方向へ）動かして、モータを停止します
  5. SW3とSW2を同時に押すと、保留中の障害がクリアされます

詳細については、MCSTR2AK296のアプリケーション・ノートAN14481の第5章「FreeMASTERおよびMCATユーザー・インターフェース」を参照してください。

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設計・リソース

ボード情報

チップに関するドキュメント

アプリケーションに関するドキュメント

ソフトウェア

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サポート

トレーニング

フォーラム

NXPのいずれかのコミュニティ・サイトで、他のエンジニアとつながり、MCSPTR2AK396を使用した設計に関する専門的なアドバイスを受けることができます。

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