Bluetoothチャンネル・サウンディング | NXP Semiconductors

Bluetoothチャンネル・サウンディング

Bluetooth LEを使用した安全で正確な距離測定

Bluetooth®チャネル・サウンディングでは、往復時間と位相に基づく測距手法を使用することで、精度の向上、レイテンシの低減、セキュリティの強化を実現しています。以前はHADMと呼ばれていた手法ですが、Bluetoothチャネル・サウンディングとしてBluetooth仕様に統合されたことで、相互運用性と一貫性が保証されるようになりました。

Bluetoothを利用した距離測定、位置特定、自動化

プレース・ホルダ

安全性

NXPのEdgelockテクノロジにより強化された複数レイヤ・セキュリティ

正確性

NXPアルゴリズムがBluetoothチャネル・サウンディング・データから高精度の距離推定値を算出

低レイテンシ

オンチップのNXP Localization Compute Engineによりアルゴリズムを短時間で実行

Bluetoothではチャネル・サウンディング手法のための標準が定められ、標準のBluetoothトラフィックにこの手法が統合されています。RTT (Round Trip Time) ではイニシエータとリフレクタの間でやり取りされるタイム・スタンプ付きパケットを使用し、安全性を確保しながらコースと距離を推定します。次に、イニシエータとリフレクタがトーンを交換してPBR (Phase Based Ranging) を実施します。これによりトーンの位相遷移を測定し、より正確な距離推定が可能になります。

Bluetooth仕様では、測定値を変換して距離を推定するために必要なアルゴリズムが定められていません。お客様はNXPのアルゴリズムを利用できるため、Bluetoothチャネル・サウンディングを使用したシステムを簡単に実装できます。