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接続2
ソフトウェアの入手3
ビルドと実行OpenSDAは、多くのNXP開発ボードに組み込まれているKinetis K20デバイス上で動作するシリアルおよびデバッグ・アダプタ回路です。
これにより、ユーザーはUSBケーブルを使用するだけで、ターゲットのK64Fチップにプログラムをダウンロードしてデバッグすることができます。
Windows 10ではマス・ストレージ・デバイスの扱いが変更されたため、一部のFRDM-K64Fボードに搭載されている旧版のOpenSDAファームウェアがWindows 10に対応しない場合があります。その場合、FRDM-K64Fボードに搭載されている旧版のOpenSDAファームウェアが破損するおそれがあります。
現在ディストリビュータから出荷されている大多数のFRDM-K64Fボードには、これに該当しないアップデート済みのファームウェアが既に搭載されていますが、一部の在庫品には依然として古いファームウェアが搭載されている可能性があります。
Windows 10でFRDM-K64Fを適切に動作させるために、ボードを初めて接続する前に以下の手順に従ってWindows 10のコンピュータのStorage Servicesを無効にし、必要に応じてOpenSDAファームウェアをアップデートしてください。
ステップ#6でボードを接続した際にドライブが一切表示されない場合は、WindowsによってOpenSDAファームウェアが破損した可能性があります。破損したファームウェアを修復するには、外部デバッグ・ツールを使用して、OpenSDAファームウェアが実行されるK20チップを再プログラムするしかありません。このプロセスの手順については、OpenSDAコミュニティの投稿をご覧ください。
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実際にFRDM-K64Fを使ってみましょう!ショート・ビデオで手順を視聴するか、以下に記載された詳細な手順を参考にして、作業を進めてください。
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FRDM-K64Fには、オンボード加速度センサを利用した「水準器」のデモが搭載されています。ボードが水平の場合、RGB LEDはオフのままです。ボードが傾いている場合、X軸の傾きに応じて赤色のLEDが、Y軸の傾きに応じて青色のLEDが点灯します。
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開発方法を選択
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下のボタンをクリックして、 FRDM-K64F用に事前設定済みのSDKリリースをダウンロードしてください。
MCUXpressoソフトウェアSDKは無償で利用することができ、オープンソースのライセンスに基づいて、すべてのハードウェア抽象化およびペリフェラル・ドライバ・ソフトウェアのすべてのソース・コードが提供されます。
MCUXpresso SDKを入手するSomething went wrong! Please try again.
NXPは、MCUXpresso IDEというツールチェーンを無償で提供しています。
Get MCUXpresso IDE問題ありません。MCUXpresso SDKは、IAR、 Keil、コマンドラインGCCなどの他のツールをサポートしています。
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MCUXpresso Config Toolsは、ユーザーがMCUXpresso SDKプロジェクトを新規に作成するための構成ツールの統合スイートであり、カスタム・ボード・サポート用の初期化Cコードを生成するためのピンとクロックのツールも備えています。
MCUXpresso Config Toolsを入手するSomething went wrong! Please try again.
サンプル・アプリケーションの多くは、マイクロコントローラのUARTを介してデータを出力します。ボードの仮想COMポート用ドライバがインストールされているか必ず確認してください。ドライバのインストーラを実行する前に、ボードをPCに接続しておく必要があります。
シリアル・ポート・ドライバをインストールしたら、任意のターミナル・アプリケーションを実行して、MCUのUARTからのシリアル出力を確認します。ターミナルをボーレート115,200、8データ・ビット、パリティなし、1ストップ・ビットに設定します。FRDM-K64Fの仮想COMポートのポート番号を決定するには、デバイス・マネージャを開き、「Ports(ポート)」グループを確認します。
ターミナル・アプリケーションの使用方法がわからない場合は、Tera TermチュートリアルまたはPuTTYチュートリアルのいずれかのチュートリアルをお試しください
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FRDM-K64FでのSDKデモのビルドと実行
MCUXpresso SDKには、サンプル・アプリケーション・コードが豊富に用意されています。利用可能なコードを確認するには、SDKをインストールしたフォルダのSDKボード・フォルダを参照し、FRDM-K64Fボード
を選択します。
特定のサンプル・コードの詳細については、サンプルのディレクトリにあるreadme.txtファイルを開いてください。
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興味のあるデモ・アプリケーションやドライバのサンプルがいくつかあれば、ビルドおよびデバッグする方法をお知りになりたいことでしょう。MCUXpresso SDKのスタート・ガイドでは、SDKでサポートされているすべてのツールチェーンのデモを設定、ビルド、およびデバッグする方法について、わかりやすく手順に沿って解説しています。
以下のガイドを使用して、MCUXpresso IDEを使用してサンプル・アプリケーションを開いてビルドやデバッグを行う方法を習得してください。
次の手順に従ってhello_worldサンプルを開きます。
左下隅にあるクイックスタート・パネルを確認します
その中の[Import SDK example(s)...(SDKサンプルのインポート)]をクリックします。
サンプルをインポートして実行させるボードとして、frdmk64fボードをクリックして選択し、[Next(次へ)]をクリックします
矢印ボタンを使用して[demo_apps]カテゴリを展開し、hello_worldの横にあるチェックボックスをクリックして、hello_worldプロジェクトを選択します。出力用にデフォルトのセミホスティングではなくUARTを使用するには、[Project Options(プロジェクト・オプション)]にある[Enable semihost(セミホストを有効にする)]のチェックボックスのチェックを外します。その後、[Next(次へ)]をクリックします
出力用にCライブラリの一般的な機能の代わりにMCUXpresso SDKのコンソール機能を使用するには、「Advanced Settings(詳細設定)」ウィザードで、[Redirect SDK “PRINTF” to C library “printf”(SDKの「PRINTF」をCライブラリの「printf」にリダイレクトする)]のチェックボックスのチェックを外します。その後、[Finish(完了)]をクリックします
ここで、プロジェクト名をクリックし、[Build(ビルド)]アイコンをクリックして、プロジェクトをビルドします
ビルドの進捗状況は[Console(コンソール)]タブで確認できます
frdmk64f_demo_apps_hello_world
」をデバッグします。 MCUXpresso IDEは接続されたボードを確認し、FRDM-K64Fに統合されたOpenSDA回路の一部であるMBED CMSIS-DAPデバッグ・プローブを検出します。[OK]をクリックして続行します
ファームウェアがボードにダウンロードされ、デバッガが起動します
ターミナル・プログラムを開き、ボードがカウントしたCOMポートに接続します。ボーレート115,200、8データ・ビット、パリティなし、1ストップ・ビットを使用します
[Resume(再開)]ボタンをクリックすると、アプリケーションが開始されます。
hello_worldアプリケーションが実行され、ターミナルにバナーが表示されます。表示されない場合は、ターミナルの設定と接続を確認してください
命令の一時停止、ステップ・イン、ステップ・オーバーを行うにはメニュー・バーのコントロールを使用します。デバッグ・セッションを停止するには、[Terminate(終了)]アイコンをクリックします。
次の手順に従ってhello_worldアプリケーションを開きます。他のサンプル・アプリケーションでは、手順がわずかに異なる場合があります。アプリケーションによってはパスのフォルダ階層が深くなるためです。
目的のサンプル・アプリケーション・ワークスペースをまだ開いていない場合はここで開きます。ほとんどのサンプル・アプリケーション・ワークスペースのファイルは、次のパスに置かれています。
/boards////iar
hello_worldデモをサンプルとして使用する場合、パスは次のようになります。
/boards/frdmk64f/demo_apps/hello_world/iar
ドロップダウン・リストから、目的のビルド・ターゲットを選択します。ここでは、「hello_world - Debug」ターゲットを選択します
アプリケーションをビルドするには、下の図で赤色でハイライト表示されている[Make(作成)]ボタンをクリックします
ビルドが正常に完了します。
FRDM-K64Fボードには、工場出荷時にmbed/CMSIS-DAPデバッグ・インターフェースが搭載されています。ボードのデバッグOpenSDAアプリケーションを変更している場合、Open SDAにアクセスして、ボードを更新または工場出荷時の状態に復元する方法をご確認ください。
開発プラットフォームをPCに接続します。ボード上の「SDAUSB」USBポートとPCのUSBコネクタをUSBケーブルでつないでください
[Download and Debug(ダウンロードとデバッグ)]ボタンをクリックして、アプリケーションをターゲットにダウンロードします
アプリケーションがターゲットにダウンロードされると、自動的にmain()関数まで実行されます
[Go(実行)]ボタンをクリックすると、コードが実行され、アプリケーションが開始されます
MDKツールをインストールした後、デバッグ目的でデバイスをフル・サポートするには、CMSIS (Cortex® Microcontroller Software Interface Standard) デバイス・パックをインストールする必要があります。このパックには、メモリ・マップ情報、レジスタ定義、フラッシュ・プログラミング・アルゴリズムなどが含まれています。下記の手順に従って、適切なCMSISパックをインストールしてください。
次の手順に従ってhello_worldアプリケーションを開きます。他のサンプル・アプリケーションでは、手順がわずかに異なる場合があります。アプリケーションによってはパスのフォルダ階層が深くなるためです。
目的のデモ・アプリケーション・ワークスペースをまだ開いていない場合は以下で開きます。
/boards////mdk
ワークスペース・ファイルの名前は、
/boards/frdmk64f/demo_apps/hello_world/mdk/hello_world.uvmpw
FRDM-K64Fボードには、工場出荷時にmbed/CMSIS-DAPデバッグ・インターフェースが搭載されています。ボードのデバッグOpenSDAアプリケーションを変更している場合、http://www.nxp.com/opensdaにアクセスして、ボードを更新または工場出荷時の状態に復元する方法をご確認ください。
ここでは、Kinetis SDKでサポートされているように、Arm GCCツールチェーンを使用してKSDKデモ・アプリケーションのビルドと実行を行う際に必要となるコンポーネントをインストールする手順について説明します。Arm GCCツールの使用方法はさまざまですが、今回の例では、Windows環境に焦点を当てています。ここでは省略しますが、GCCツールは、Linux OSやMac OSXの環境でも利用できます。
launchpad.net/gcc-arm-embeddedからインストーラをダウンロードして、実行します。これは実際のツールチェーンです(コンパイラ、リンカなど)。Kinetis SDKリリース・ノートに記載されている、サポート対象の最新バージョンのGCCツールチェーンを使用する必要があります。
MinGW (Minimalist GNU for Windows) 開発ツールは、サード・パーティ製のCランタイムDLL(Cygwinなど)に依存しないツール・セットを備えています。KSDKで使用されているビルド環境ではMinGWビルド・ツールを使用せず、MinGWとMSYSのベース・インストールを活用しています。MSYSは、Unixに似たインターフェースと各種ツールを備えた基本シェルを提供します。
注:インストール・パスにスペースを含めることはできません。
Windows OSのPath環境変数に適切なアイテムを追加します。これは、[Control Panel(コントロール・パネル)]>[System and Security(システムとセキュリティ)]>[System(システム)]>[Advanced System Settings(システムの詳細設定)]の[Environment Variables...(環境変数)]セクションで設定します。パスは次のとおりです。
デフォルトのインストール・パスであるC:\MinGWを使用した例を以下に示します。パスが正しく設定されていないと、ツールチェーンは機能しません。
注:PATH変数に「C:\MinGW\msys\x.x\bin」が設定されている場合(KSDK 1.0.0向けの旧仕様)、これを削除してください。削除されていないと、新しいGCCビルド・システムが正しく機能しない場合があります。
新しいシステムの環境変数を作成して、「ARMGCC_DIR」という名前を付けます。この変数の値で、Arm GCC Embeddedツールチェーンのインストール・パスを指定します。今回の例では、次のようになります。
C:\Program Files (x86)\GNU Tools Arm Embedded\4.9 2015q3
インストール・フォルダの正確なパス名については、GNU Arm GCC Embeddedツールのインストール・フォルダを参照してください。
CMake 3.0.xをwww.cmake.org/cmake/resources/software.htmlからダウンロードします
CMakeをインストールします。インストール時には、必ず[Add CMake to system PATH(CMakeをシステムPATHに追加)]オプションを選択します。すべてのユーザーが使用できるパスにインストールするか、現在のユーザーのみが使用できるパスにインストールするかは、ユーザーが選択します。今回の例では、すべてのユーザーに対してインストールしています
インストーラの残りの手順に従います
PATHの変更を適用するには、システムの再起動が必要になる場合があります
サンプル・アプリケーションをビルドする手順は次のとおりです。
サンプル・アプリケーションのプロジェクト・ディレクトリに移動します。パスは次のようになります。
/boards////armgcc
このガイドの場合、実際のパスは次のようになります。
/boards/frdmk64f/demo_apps/hello_world/armgcc
GCCツールを使用するには、J-Linkデバッグ・インターフェースが必要となります。ボードのOpenSDAファームウェアを最新のJ-Linkアプリケーションにアップデートするには、www.nxp.com/opensdaにアクセスしてください。J-Link OpenSDAアプリケーションをインストールしたら、www.segger.com/downloads.htmlからJ-Linkドライバとソフトウェア・パッケージをダウンロードします
デモ・アプリケーションの出力を格納するディレクトリに変更します。出力は、選択したビルド・ターゲットに応じて、次のいずれかのパスに格納されます。
/boards////armgcc/debug /boards////armgcc/release
このガイドの場合、パスは次のようになります。
/boards/frdmk64f/demo_apps/hello_world/armgcc/debug
次のコマンドを実行します。
アプリケーションがダウンロードされ、リセット・ベクタで停止します。「monitor go」コマンドを実行すると、サンプル・アプリケーションが開始されます
hello_worldアプリケーションが実行され、ターミナル・ウィンドウにバナーが表示されます
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アプリケーションに適したレベルのセキュリティをNXPおよびIAR Systemsとともに構築する。今日のIoTセキュリティ要件の基準となっている要素と、NXPが市場の要求に対応するために汎用MCUに統合している基本セキュリティ機能について説明しています。
EdgeLock® SE050とFRDM-K64Fのスタート・ガイド。OM-SE050ARDとFRDM-K64F MCUボードを使用した、EdgeLock SE050 Plug & Trustミドルウェアのスタート・ガイド。
FRDMK64F SDブート・ローダ。このドキュメントでは、FRDMK64Fをベースとしたシンプルなブート・ローダと、それを使用してアプリケーション・コードを更新する方法について説明します。
Tera Termは、広く利用されているオープン・ソースのターミナル・エミュレーション・アプリケーションです。このプログラムを使用して、NXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示できます。
PuTTYは、広く利用されているターミナル・エミュレーション・アプリケーションです。このプログラムを使用して、NXP開発プラットフォームの仮想シリアル・ポートから送信された情報を表示できます。
設計のヒントやトレーニング・ドキュメント、さらにNXPコミュニティを通じて、 FRDM-K64Fについての知識を深めることができます。不明な点がある場合は、NXPサポートにお問い合わせください。
問題ありません。ボードのパッケージングが古いだけで、フラッシュ・メモリには別のクイック・スタート・デモが搭載されています。
RGB LEDが、赤色、青色、緑色の3色の間で切り替わるはずです。他に問題がなければ、次のステップに進んでください。
次のステップに進み、別のサンプル・アプリケーションを実行してみてください。それでも問題が解決しない場合は、NXPコミュニティを通じてお問い合わせください。
NXPのいずれかのコミュニティ・サイトで、他のエンジニアとつながり、Kinetis K64Fを使用した設計に関する専門的なアドバイスを受けることができます。