長期製品供給への取り組み
デジタル・シグナル・コントローラ (DSC) には、今日、明日、そしてその先までお客様の開発をサポートする長期供給プログラムが備わっています。長期製品供給プログラムは、組込み設計向けの安定的な製品供給を保証します。
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LPC800シリーズ：Arm® Cortex®-M0+ベースの低コストMCU
LPC800 MCUシリーズは、汎用組込みアプリケーション向けに、スペース効率に優れた、ピン数の少ないオプションを提供します。これらのMCUには、各I/Oピン機能、相互静電容量性タッチ、FlexTimer/SCTimer/PWM、およびI3Cを含むシリアル通信インターフェースを柔軟に構成するためのスイッチ・マトリックスが搭載されており、これにより組込み開発の柔軟性が向上します。LPC800シリーズは、NXPのMCUXpressoスイートのソフトウェアとツールによってサポートされています。
LPC800シリーズ製品
| ファミリ | Cortex-M0+コア | メモリ | 特長 | パッケージ・オプション | 開発ボード |
|---|---|---|---|---|---|
| LPC800 MCUファミリ |
15 MHz | 最大32 KBのEEPROMフラッシュ 最大4 KBのSRAM |
最大30のGPIO 12ビットADC、10ビットDAC、コンパレータ -40°C～+105°C | TSSOP16 TSSOP20 TSSOP24 HVQFN32 |
LPCXpresso802 LPCXpresso804 |
| LPC810 MCUファミリ |
30 MHz | 最大16 KBのフラッシュ 最大4 KBのSRAM |
最大18のGPIO SCTimer/PWM コンパレータ -40°C～105°C | TSSOP16 TSSOP20 SO20 XSON16 |
LPCXpresso812 |
| LPC820 MCUファミリ |
30 MHz | 最大32 KBのフラッシュ 最大8 KBのSRAM |
最大29のGPIO SCTimer/PWM 12ビットADC -40°C～+85°C | TSSOP20 HVQFN33 |
LPCXpresso824 |
| LPC830 MCUファミリ |
30 MHz | 最大32 KBのフラッシュ 最大4 KBのSRAM |
最大29のGPIO SCTimer/PWM 12ビットADC -40°C～+85°C | TSSOP20 HVQFN33 |
LPCXpresso812 |
| LPC840 MCUファミリ |
30 MHz | 最大64 KBのフラッシュ 最大16 KBのSRAM |
最大54のGPIO SCTimer/PWM Fast Initialization Memory (FAIM) 12ビットADC、デュアル10ビットDAC、コンパレータ 9ボタン相互静電容量式タッチ -40°C～+105°C | HVQFN33 HVQFN48 LQFP48 LQFP64 |
LPCXpresso845 |
| LPC860 MCUファミリ |
60 MHz | 最大64 KBのフラッシュ 最大8 KBのSRAM |
最大54のGPIO I3C FlexTimer 12ビットADC、コンパレータ -40°C～+105°C | HVQFN33 HVQFN48 LQFP64 |
LPCXpresso860 |
LPC865 MCU - I3C IOブリッジ・ソリューション
LPC865モータ制御MCUには、単純なブラシレスDC機器から永久磁石同期機器 (PMSM) 向けのフィールド指向制御まで、幅広いユース・ケースがあります。このホワイトペーパーでは、LPC865の特徴的な機能の1つを利用した独自のユース・ケースについて説明します。I3Cインターフェース。
設計・リソース
LPC800開発ボード
設計
MCUXpressoエコシステムでサポートされる迅速な評価とプロトタイピング向けに最適化された開発ボード。
すぐに使用できるリファレンス・デザインは、市場投入までの時間を短縮し、設計時のリスクを最小限に抑えます。
LPC800テクニカル・サポート
コミュニティ
LPC800 MCUに関するさまざまなトレーニングをご紹介します。
LPC800シリーズのArm Cortex-M0+ベースMCU
LPC800シリーズは、高いパフォーマンスと効率性を実現でき、使いやすく早期の市場投入に役立つインテリジェント性の高いペリフェラルを利用できるため、8ビット・アーキテクチャから32ビット・アーキテクチャへのスムーズな移行を可能にします。
よくある質問 (FAQ)
LPC800は8ビット版に置き換わるものですか？
LPC800シリーズは、最低限の中断とコストで8ビットから容易に移行できる32ビットのソリューションです。8、16ビットのマイクロコントローラからの移行を検討しているようであれば、サンプルのコード・バンドルを使用してすぐに設計を開始できます 。これらのサンプルは、MCUXpresso IDEにもあらかじめインストールされています。
LPC800シリーズの主なアプリケーションにはどのようなものがありますか？
LPC800シリーズは、幅広い組込みアプリケーション向けにエントリレベルのバックボーンを提供します。
ターゲット・アプリケーションには以下のものが含まれます。
- 電力やサイズに制約のある制御やコネクティビティ関連のタスク
- センサ・ゲートウェイ - アナログ/デジタル・センサからデータを集信するための接続
- エンドノードのコネクティビティ（NFC、BTなど）
- HMI向けの静電容量式タッチ、スワイプ、ジェスチャ検知
- 基本的なモータ制御（ファン制御など）
- 8/16ビットからの容易な置き換え
- 民生機器、産業機器、ウェアラブル、ゲーム市場のエントリレベル製品
- サーモスタットおよび居住環境モニタリング・デバイス
- 玩具、模型、アクション・フィギュア
- ホーム/ビル・オートメーション
- 産業用制御
- ライティング
- サーバ/ラックの監視
- ポータブル/ウェアラブル・フィットネス製品
LPC800リファレンス・デザインもご覧ください。
LPC800ではI3C通信インターフェースが提供されていますか？
はい。LPC860ファミリではI3C通信インターフェースを提供しています。このペリフェラルの詳細については、LPC860でI3Cを使用する方法に関するアプリケーション・ノートをご覧ください。
スイッチ・マトリックス設計とはどのようなものですか？
LPC800 MCUは、開発者が外部ピンに柔軟に内部信号を割り当てることができるようにするスイッチ・マトリックス設計機能を備えています。スイッチ・マトリックスによって、ほとんどのデジタル機能を任意のGPIOピンに割り当てることができます。スイッチ・マトリックスは、可変または固定のピン機能に構成できます。この機能を使用すると、1行のコードを使用するか、設定ツールで1回クリックするだけで、要件に応じたさまざまな機能を外部ピンに割り当てることができます。
パターン・マッチング・エンジン (PME) とはどのようなものですか？
シリアル通信の要件を簡素化するために、8本のピンでユーザーが設定できるブール演算から割込みを生成するようにパターン・マッチング・エンジンを設定することができます。
LPC800シリーズではどのようなソフトウェアやツールが提供されていますか？
LPC800シリーズは、MCUXpressoソフトウェアとツールによってサポートされています。これは簡単に準備、設定、使用ができます。
- LPCXpresso開発ボードから開始します。
- Visual Studio Code向けMCUXpresso、MCUXpresso IDE、IAR Embedded Workbench 、またはArm Keil MDKから任意のIDEを選択します。
- NXPのApplication Code Hubからソフトウェアのコードおよびサンプルをダウンロードするか、8ビットの移行コード・バンドルをダウンロードします。
- これで準備完了です。ボードを接続し、デバイス・ドライバを更新したら、コンパイルして実行してください。
関連ドキュメント
LPC800シリーズMCU
LPC800シリーズMCUは、低消費電力でスペース効率に優れた、ピン数の少ない各種オプションを提供します。
LPC800 パンフレット
LPC800シリーズの主なファミリ、機能、メリット、アプリケーションを紹介したパンフレットです。