LPC81x MCUファミリは低コストのLPC800シリーズのエントリレベルとして最適な製品です。このファミリは、少ないピン数ながら幅広いタイミング、コネクティビティ、アナログ・ペリフェラルのバランスが取れた、使いやすいパッケージとなっています。このファミリは、32ビット空間への移行を容易にする3つのセレクト・ペリフェラルを備えています。設計者はスイッチ・マトリックスを使用してピンを柔軟に割り当てることができ、プリント基板 (PCB) 上のコンポーネントの配線を適切に簡素化できます。このファミリには、SCTimerを設定することでCPUの介入なしにさまざまなタイミングやPWM波形を生成できる機能もあります。シリアル通信の要件を簡素化するために、8本のピンでユーザーが設定できるブール演算から割込みを生成するようにパターン・マッチング・エンジンを設定することができます。
LPC800シリーズでは、幅広いサブファミリやパッケージで重要なピン配置が共有されており、お客様はニーズの変化に合わせてパッケージやサブファミリを簡単に置き換えたり、拡張したりできます。LPC83xファミリはLPC81xの機能をベースとしており、フラッシュ・サイズが拡大され、サンプル・レートが最大1.2 Mspsの12ビットADCが追加されています。
このデバイスは、Kinetis、LPC、i.MX RTマイクロコントローラ向けの無償ソフトウェア開発ツールを包括的にまとめてセットにした、NXPのMCUXpressoソフトウェアとツールによって完全にサポートされています。MCUXpressoのSDKには、Keil MDKおよびIAR EWARM向けのプロジェクト・ファイルも含まれています。