有能で革新的なNXPのチームメンバーは、つながる世界をより良く、より安全かつセキュアにするための画期的なテクノロジを生み出しています。

研究開発への投資

NXPでは毎年、収益の約16%をnon-GAAP*の研究開発に投資することを目標としており、これは主に知的財産、製品、および顧客向けソリューションを作成するチームメンバーを対象としています。NXPの画期的なテクノロジは、自動車、産業、スマートホーム、通信、インフラ、モバイル市場向けのエッジ・デバイスをターゲットとし、つながる世界をより良く、より安全かつセキュアにするために役立ちます。

ソート・リーダーの養成

2022年の研究開発チームメンバーの昇任
14%の研究開発チームメンバーが昇進  49名をテクニカル・ディレクターに任命 7名をプログラム・ディレクターに任命 1名をプログラム・シニア・ディレクターに任命 9名をフェローに任命 957件の個別特許を取得

ソート・リーダーの養成に向けたNXPの取り組みは、研究開発を専門とする1万人を超えるチームメンバー(NXP社員全体の34%、IDL社員の56%)によって証明されています。業務ベースのさまざまな開発活動に幅広く触れることで、2022年にはこれらのチームメンバーのうち14%を社内で昇進させることができました。また、新たに3,185人の研究開発チームメンバーを採用し、49名のテクニカル・ディレクター、1名のプログラム・シニア・ディレクター、7名のプログラム・ディレクター、9名のフェローを任命しました。

現在の研究開発要員のベースラインの詳細な分析を可能にし、戦略的な研究開発要員計画を支援するために、研究開発の職務体系を、より明確に定義された職務記述書および具体的な技能領域に基づいて更新しました。研究開発チームメンバーは新しい職務プロファイルに移行し、それによって研究開発の人員構成に関する貴重なデータが得られ、NXP全体でこれらのチームメンバーのスキルや能力をより適切に評価、育成するために役立っています。これらの新しい知見から、社内での議論のベースラインが確立されます。例えば、R&D Talent 2027は、2022年の戦略的計画調整 (SPA: Strategic Planning Alignment) 会議で取り上げられた話題の1つです。この会議では、NXPの経営陣が今後5年間の戦略的計画について話し合いました。SPAのフォローアップとして、研究開発マネジメント・チームとの間で、要員計画に関する知見について討議し、将来に向けた研究開発人材の育成に関する長期的な戦略を検討しました。

NXPはR&Dコミュニティをさらに発展させるために、NXP R&Dアカデミーを拡大し、さまざまな学習機会を提供します。NXPは、アーキテクチャ、機能安全、設計品質、暗号とセキュリティ、人工知能、観念化の各分野に特化した開発プログラムを用意しています。

プロジェクトおよびプログラム・マネージャ (PM)

NXPでは、プロジェクトおよびプログラム・マネージャ (PM) への支援を通じて、引き続き成長の機運を高めています。2022年第4四半期には、研究開発プロジェクト・リーダーシップ・プログラムの第5グループを立ち上げ、2022年8月にはPM Masterclass 1セッションを開始しました。2023年に向けて、PM Masterclass 1セッションを追加で立ち上げるほか、上位レベルのチームメンバー向けにPM Masterclass 2セッションを導入する予定です。

新製品の導入プロセスは複雑であり、大規模な投資を行い、的確でタイムリーかつ効率的に完了させる必要があります。これらのプロジェクトを完了まで導くにはPMの才能が不可欠であるため、NXPでは熟練した有能なプロジェクト・リーダーへのさらなる投資に重点を置いています。例えば、主要なPMリーダーのためのサミットを開催し、チーム内の調和、PMのロール・モデル、コミュニティの構築、スキルの形成に焦点を当てました。研究開発とイノベーションに一貫して注力した結果、NXPは2022年に957件の個別特許を取得しました。

将来を見据えて

NXPでは、School for System on a Chip (SoC) Developmentの開設を含めた教育体制の拡大を予定し、重要な競争優位性としての発明とイノベーションを引き続き重視していきます。