お客様の素早い設計とより早い製品化を実現する、技術情報と専門知識をご紹介します。
1
パッケージの内容2
ハードウェアについて3
ソフトウェアのインストール4
ハードウェアの構成NXPのアナログ製品開発ボードは、NXP製品の評価を目的とした使いやすいプラットフォームです。さまざまなアナログ・ソリューション、ミックスド・シグナル・ソリューション、パワー・ソリューションに対応しています。実績のある大容量テクノロジを使用したモノリシック集積回路およびシステム・イン・パッケージ (SiP) デバイスを搭載しています。NXP製品は、最先端システムへの電源供給において、より長いバッテリ寿命、より小さいフォーム・ファクタ、より少ない部品数、より低いコスト、より優れたパフォーマンスを実現します。
このページでは、PCAL6408A-ARDボードをセットアップして使用する手順について説明します。
PCAL6408A-ARDキットには以下のものが含まれています。
Something went wrong! Please try again.
I2Cバスの知識があると役立ちますが、必須ではありません。
Something went wrong! Please try again.
警告
このデバイスは静電気放電 (ESD) に敏感です。したがって、輸送および取り扱いの際には注意が必要です。ハードウェアの開梱または取り扱い前には、グランド・ストラップを使用するか、PCケースまたはその他の接地された箇所に触れる必要があります。
Something went wrong! Please try again.
この評価ボードにはWindows PCワークステーションが必要です。この評価ボードで作業する際は、これらの最低限の仕様を満たすことで良好な結果が得られます。
Something went wrong! Please try again.
注:i.MX Mini LPDDR4 EVKボードの場合、EVKとPCAL6408A-ARDドータ・ボードの間にIMX8MMINI-IARDインターポーザ・ボードを使用する必要があります(IMX8MMINI-IARDユーザー・マニュアル参照)。
Something went wrong! Please try again.
評価ボードには主に、PCAL6408A、低電圧変換、8ビットI2Cバス/SMBus I/Oエキスパンダ(割込み出力、リセット、設定レジスタ搭載)が組み込まれています(いずれもNXP Semiconductors製)。この評価ボードはドータ・カードとして、Arduinoポート経由でさまざまなArduino互換(オリジナルのArduino Uno R3を含む)のEVKまたはマザーボードに接続でき、PCAL6408Aテスト対象デバイス (DUT) の特性のテストおよび測定に使用できます。
Something went wrong! Please try again.
PCAL6408A-ARDボードの概要
Something went wrong! Please try again.
PCAL6408A-ARD評価ボードは、Arduino®ポートを搭載したマザー・ボードと連携して動作するドータ・ボードとして設計、構築されています。このボードは、以下のNXP評価 (EVK) ボードと完全に互換性を持つように設計されています。
上記の各評価ボードと開発ボードでは、NXPのWebサイトからダウンロードできるファームウェアがサポートされます。起動する前に、対応するファームウェア・パッケージを使用してEVKマザーボードをプログラミングする必要があります。さらに、NXPのサイトからGUIアプリケーション (Windows 10) をダウンロードでき、上記のいずれかのEVKを使用してPCAL6408A-ARDドータ・ボードの迅速なテストと操作が可能になります。GUIアプリケーションは、3つすべてのEVK、およびNXP製PCAL6xxx I/Oエクスパンダ開発カード・ファミリ(PCAL6408A、PCAL6416A、PCAL6524、およびPCAL6534 IC)で共通です。ソフトウェアをインストールしたら、最初のステップとして、EVKとPCAL6408A-ARDドータ・カードの正しい組み合わせを選択します。それにより、ボードをGUIインターフェースから制御できるようになります。
Something went wrong! Please try again.
図1は、IMXRT1050 EVKを使用したPCAL6408A-ARDドータ・ボードの動作に必要なハードウェアを示しています。以下のものが必要となります。
IMXRT1050 EVKマザー・ボードは、次の3つのいずれかの方法で給電できます。
J2
) に接続するJ9
) にUSBケーブルを接続するJ28
) にUSBケーブルを接続する。このようにPCを接続すると、USBポートを同時にデバッグ・インターフェースとして機能させることができます。そのため、J28
に接続された1本のUSBケーブルを使用することで、EVKに給電できると同時に、PCとリンクさせてデータ交換を行うことができます 旧規格のUSBポート(PC側)からは、必要な電流 (500 mA) を供給できません。通信を確立させる前に、外部電源(J2
に接続)を使用してください。
EVKボードのJ1
(図1を参照)を使用して、マザー・ボードの電源構成を選択できます。詳細については、MIMXRT1050 EVKボードのハードウェア・ユーザー・ガイドを参照してください。
図1. PCAL6408A-ARDドータ・ボードおよびIMXRT1050 EVKボード(起動前)
ハードウェアとワークステーションを構成するには、以下の手順を実施します。
J1
)。電源にJ28
を使用する場合は、J1
ジャンパを5-6の位置に配置する必要があります。外部電源(J2
に接続)を使用する場合は、ジャンパJ1
を1-2の位置に配置します J28
を使用して、EVKボードをコンピュータのUSBポートに接続します図2は、動作中のボードを示しています。
図2. PCAL6408A-ARDドータ・ボード/IMXRT1050 EVKボード・アセンブリの動作
Something went wrong! Please try again.
図3は、PCAL6408A-ARDおよびLPCXpresso55S69 EVKボードの動作に必要なハードウェアを示しています。以下の内容で構成されます。
LPCXpresso55S69開発ボードには、4つのUSB Micro-BコネクタP5
、P6
、P9
、P10
が搭載されています。ボードには任意のUSBポートから電源を供給できます。P6
USBコネクタを使用してボードをPCに接続すると、P6
がデバッグ用に指定され、USBケーブルによってボードへの電源供給と同時にEVKボードとPC間のデータ・リンクが確立されるため、起動操作が簡単になります。LPCXpresso55S69開発ボードの電源投入と操作の詳細については、こちらのLPCXpresso55S69/LPCXpresso55S28開発ボードのユーザー・マニュアルを参照してください。
図3. PCAL6408A-ARDドータ・ボードおよびLPCXpresso55S69マザー・ボード(起動前)
次の手順では、図3に示す構成を組み立て、プログラミングし、操作する方法について説明します。
P16
–P19
コネクタに差し込みます(図3でマークされたP16
–P19
のピンを参照) P6
USBポートを使用して、開発ボードを接続します図4は、動作中の2つのボードを示しています。
図4. PCAL6408A-ARDドータ・ボード/LPCXpresso55S69マザー・ボードの動作
Something went wrong! Please try again.
PCAL6408A-ARDボードをi.MX 8M Mini LPDDR4 EVKボードと組み合わせて使用する場合、EVKとドータ・ボード間の相互接続用に特別に設計および構築されている、3番目のボード(IMX8MMINI-IARDインターポーザ・ボード)を使用する必要があります。i.MX 8M Mini LPDDR4のEVKボードにはArduinoポートが搭載されていません。代わりに、2 x 20ピン拡張コネクタ(J1003
、i.MX 8 M Mini LPDDR4 EVKユーザー・マニュアル参照)が搭載されています。J1003
は、専用のI2CバスやSPIバスなどのさまざまなデジタルI/Oラインを備えた多目的ポートです。Arduinoポート・インターポーザ・ボードは拡張コネクタ・ピン・チャートに基づき、i.MX 8M Mini LPDDR4 EVKの2 x 20コネクタ・ピンと、PCAL6408A-ARDドータ・ボードにあるArduinoポートの相手側コネクタ間の信号間ブリッジとして機能します。
セットアップを行うには、EVKとドータ・ボードに加え、3番目のボードをセットアップ・アセンブリに含める必要があります。図5に、必要なボードとこれらのボードの接続方法を示しています。以下の内容で構成されます。
まずはPCAL6408A-ARDをIMX8MMINI-IARDインターポーザ・ボードのArduinoコネクタに取り付けてから、それをi.MX 8M Mini LPDDR4 EVKに接続することをお勧めします。この接続を行うには、インターポーザ・ボード上のJ1
コネクタをEVKのJ1003
コネクタに差し込みます。
EVKに電源を投入するには、USB-CケーブルをEVKのPORT 2
に接続します。セットアップの電源を投入するには、EVKボードの電源スイッチSW101
をONポジションに設定します。データ通信は、別のUSB (Micro-B) ケーブルをPCのUSBポートとEVKのデバッグ・ポート (J901
) に接続することで行います(図5および図6参照)。
8MMINILPDDR4-EVKユーザー・マニュアルおよびIMX8MMINI-IARDユーザー・マニュアルに、セットアップ・アセンブリの電源投入と操作に関する詳細が記載されています。このファイルは NXPのWebサイトからダウンロードできます。
図5. PCAL6408A-ARDドータ・ボード、IMX8MMINI-IARDインターポーザ・ボード、i.MX 8M Mini LPDDR4 EVKのアセンブリ(起動前)
セットアップを構成して操作するには、次の手順に従います。
J1
を、i.MX 8M Mini LPDDR4 EVKの上面にあるJ1003
拡張ボードに取り付けます(図6参照) 2
に接続したUSB Type Cケーブルを使用して、EVKボードの電源を入れます。J901
デバッグ・ポートに接続したUSB Micro-Bケーブルを使用して、EVKをPCに接続しますSW101
をONポジションにしてボードの電源を投入します図6. PCAL6408A-ARDドータ・ボード/i.MX 8M Mini LPDDR4 EVKボードの動作
Something went wrong! Please try again.
PCAL6408A-ARDドータ・ボードは、Arduinoポートを備えた他のEVKボードと一緒に動作させることができます。ボードの接続方法としては、Arduinoポートを搭載したEVKを使用する方法と、Arduinoポートを搭載していないEVKを使用する方法の2つがあります。1つ目の方法を使う場合、PCAL6408Aの仕様に従ってファームウェアを作成してから、EVKにPCAL6408A-ARDドータ・ボードを取り付け、ボードを操作します。2つ目の方法を使う場合、Arduinoコネクタのピン・チャートを使用して、必要な電気的接続(電源、I2Cバス、および制御ライン)を行い、ICの仕様に準拠して必要なファームウェアを作成します。「設計・リソース」のページでPCAL6408Aのデータ・シートを参照し、DUT ICの内部レジスタの詳細、および内部コントローラとEVK間のデータ交換の詳細を確認してください。ICの損傷を防止するために、電気的接続を確実に正しく行い、信号線でのデータ競合を回避します。
Something went wrong! Please try again.
低電圧変換、8ビットI2Cバス/SMBus I/Oエクスパンダの機能を備えたPCAL6408Aに関心のあるお客様には、以下の製品の関連ページもお勧めします。