お客様の素早い設計とより早い製品化を実現する、技術情報と専門知識をご紹介します。
1
パッケージの内容2
ハードウェアの入手3
ソフトウェア・ツールのインストールと構成4
ハードウェアの構成NXPのアナログ製品開発ボードは、NXP製品の評価を目的とした使いやすいプラットフォームです。さまざまなアナログ・ソリューション、ミックスド・シグナル・ソリューション、パワー・ソリューションに対応しています。実績のある大容量テクノロジを使用したモノリシック集積回路およびシステム・イン・パッケージ (SiP) デバイスを搭載しています。NXP製品は、最先端システムへの電源供給において、より長いバッテリ寿命、より小さいフォーム・ファクタ、より少ない部品数、より低いコスト、改善されたパフォーマンスを実現します。このページでは、PCF85053ATK-ARDボードをセットアップして使用する手順について説明します。
PCF85053ATK-ARDキットには以下のものが含まれています。
Something went wrong! Please try again.
I2Cバスの知識があると役立ちますが、必須ではありません。
Something went wrong! Please try again.
このデバイスは静電気放電 (ESD) に敏感です。したがって、輸送および取り扱いの際には注意が必要です。ハードウェアの開梱または取り扱い前には、グランド・ストラップを使用するか、PCケースまたはその他の接地された箇所に触れてください。
Something went wrong! Please try again.
Something went wrong! Please try again.
Something went wrong! Please try again.
PCF85053ATK-ARD評価ボードは、PCF85053ATK ICのテストと設計を容易にするArduinoヘッダを備えた拡張ボードで、アラーム機能付きリアルタイム・クロック/カレンダー、バッテリ切り替え、タイムスタンプ機能を備え、2つのファストモードI2Cバスを介して制御されます。
このボードは、MIMXRT1050-EVKB、LPCXpresso55S69、MIMXRT685-EVKと完全に互換性があり、GUIソフトウェア制御にも対応しています。ボードはArduinoヘッダを搭載した任意のデバイスに取り付けることができます。
Something went wrong! Please try again.
PCF85053ATK-ARDボードの概要
図1. PCF85053ATK-ARD評価ボード、上面図
図2. PCF85053ATK-ARD評価ボード、下面図
Something went wrong! Please try again.
PCF85053ATK-ARD評価ボードは、Arduinoヘッダを搭載したマザーボードと連携して動作する拡張ボードとして設計、構築されています。このボードは、以下のNXP評価 (EVK) ボードと完全に互換性を持つように設計されています。
上記の各評価/開発ボードには、NXPのサイト (www.nxp.com) からダウンロードできるファームウェアのサポートがあります。起動する前に、対応するファームウェア・パッケージを使用してEVKマザーボードをプログラミングする必要があります。
さらに、NXPのサイトからGUIアプリケーション (Windows 10) をダウンロードでき、上記のいずれかのEVKを使用してPCF85053ATK-ARD拡張ボードの迅速なテストと操作が可能になります。GUIアプリケーションは、3つのEVKすべてに共通です。EVKファームウェアとGUIホスト・ソフトウェアのPCへのインストールに関する詳細については、「UM11581 – ArduinoシールドのGUIとファームウェアのインストール」(https://www.nxp.com/docs/en/userguide/UM11581.pdf) をダウンロードしてください
ソフトウェアをインストールしたら、最初のステップとして、EVKとPCF85053ATK-ARD拡張ボードの正しい組み合わせを選択します。それにより、ボードをGUIインターフェースから制御できるようになります。
Something went wrong! Please try again.
図3は、MIMXRT1050-EVKを使用したPCF85053ATK-ARD拡張ボードの動作に必要なハードウェアを示しています。以下のものが必要となります。
MIMXRT1050-EVKマザーボードには、次の3つの方法のいずれかを使用して電源を供給できます。
J2
) に接続するJ9
) にUSBケーブルを接続するJ28
) にUSBケーブルを接続する USBコネクタJ9
およびJ38
を使用してPCに接続した場合は、EVKへの電源供給と同時にPCとのデータ交換を行うことができます。
(PC上の)古いUSBポートからは、必要な電流 (500mA) を供給することができません。通信を確立する前に、外部電源(J2
に接続)を使用してください。
EVKボードのJ1
(図3を参照)を使用して、マザーボードの電源構成を選択できます。詳細については、MIMXRT1050 EVKBボードのハードウェア・ユーザー・ガイドを参照してください。
図3. PCF85053ATK-ARD拡張ボードおよびMIMXRT1050-EVKボード(開始前)
ハードウェアとワークステーションを構成するには、以下の手順を実施します。
J1
)。電源にJ28
を使用する場合は、J1
ジャンパを5-6の位置に配置する必要があります。外部電源(J2
に接続)を使用する場合は、ジャンパJ1
を1-2の位置に配置しますJ12
のジャンパを1-2/3-4の位置(デフォルト)に配置しますJ9
を使用して、EVKボードをコンピュータのUSBポートに接続します図4は、動作中のボードを示しています。
図4. 動作中のPCF85053ATK-ARD拡張ボード/MIMXRT1050-EVKボードのアセンブリ
Something went wrong! Please try again.
図5は、PCF85053ATK-ARDおよびLPCXpresso55S69 EVKボードの動作に必要なハードウェアを示しています。以下の内容で構成されます。
LPCXpresso55S69開発ボードには、4つのUSB Micro-BコネクタP5
、P6
、P9
、P10
が搭載されています。ボードには任意のUSBポートから電源を供給できます。P6
USBコネクタを使用してボードをPCに接続すると、P6
がデバッグ用に指定され、USBケーブルによってボードへの電源供給と同時にEVKボードとPC間のデータ・リンクが確立されるため、起動操作が簡単になります。LPCXpresso55S69開発ボードの電源投入と操作の詳細については、こちらのLPCXpresso55S69/LPCXpresso55S28開発ボード・ユーザー・マニュアルを参照してください。
図5. PCF85053ATK-ARD拡張ボードおよびLPCXpresso55S69マザーボード(開始前)
次の手順では、図5に示す構成を組み立て、プログラミングし、操作する方法について説明します。
P16
–P19
コネクタに差し込みます(図5でマークされたP16
–P19
のピンを参照)J12
のジャンパを1-2/3-4の位置(デフォルト)に配置しますP6
USBポートを使用して、開発ボードを接続します図6は、動作中の2つのボードを示しています。
図6. PCF85053ATK-ARD拡張ボードおよびLPCXpresso55S69マザーボードの動作
Something went wrong! Please try again.
PCF85053ATK-ARDボードとともに使用できる3番目のEVKボードはMIMXRT685-EVKです。図7は、組み立ておよび操作前の2つのボードを示しています。ボード・アセンブリのテストと操作には以下のものが必要です。
MIMXRT685-EVKボードの電源投入には、リンクUSB (J5
)、外部電源USB (J6
)、ターゲットUSB (J7
) の3つの方法があります。バレル・コネクタJ24
はデジタル・アンプ部への電源供給用に設計されているため、MIMXRT685-EVKボードへの電源供給には使用できません。PCワークステーションとEVKの間のデータリンクは、ターゲットUSB (J7
) 経由で実現されます。コネクタJ7
とUSBケーブルを使用すると、MIMXRT685-EVK/PCF85053ATK-ARDアセンブリへの電源供給と同時にPCとの接続が確立され、GUIアプリケーションから操作できるようになります。
MIMXRT685-EVKのUM11159ユーザー・マニュアルには、アセンブリの電源投入と操作に関する詳細が記載されています。PDFファイルをwww.nxp.comからダウンロードできます。
図7. PCF85053ATK-ARD拡張ボードとMIMXRT685-EVKのアセンブリ(開始前)
アセンブリを構成して操作するには、次の手順に従います。
J12
ジャンパ・ヘッダを次のように設定します。2本のジャンパ線を使用して、ピン3をピン6に、ピン4をピン5に接続します(図8を参照)J7
ターゲットUSBコネクタに接続したUSB Micro-Bケーブルを使用して、EVKをPCに接続します図8. PCF85053ATK-ARD拡張ボード/MIMXRT685-EVKボードの動作
Something went wrong! Please try again.
PCF85053ATK-ARD拡張ボードは、Arduinoヘッダを備えた他のEVKボードでも動作できます。ボードを接続するには、Arduinoヘッダを搭載した他のEVKを使用する場合と、Arduinoヘッダを搭載していないEVKを使用する場合の2つのオプションがあります。最初のケースでは、PCF85053Aの仕様に従ってファームウェアを作成してから、EVKにPCF85053ATK-ARD拡張ボードを取り付けてボードを操作します。2番目のケースでは、Arduinoコネクタのピン・チャートを使用して、必要な電気的接続(電源、I2Cバス、および制御ライン)を行い、ICの仕様に準拠して必要なファームウェアを作成します。PCF85053Aデータ・シートを参照し、DUT ICの内部レジスタの詳細、および内部コントローラとEVK間のデータ交換の詳細を確認してください。ICの損傷を防止するために、電気的接続を確実に正しく行い、信号線でのデータ競合を回避します。
Something went wrong! Please try again.
NXPのPCF85053A、2つのI2Cバス、128バイトSRAM、およびアラーム機能を備えたブータブルCPU RTCのページに加えて、以下のページもご覧ください。