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シンボルおよびフットプリント
PCA9615DP-TSSOP10-CAD Symbol and PCB Footprint – BXL File
2チャネル・マルチポイント・ファストモード・プラス差動I²Cバス・バッファ、ホットスワップ・ロジック搭載
PCA9615はファストモード・プラス (Fm+) SMBus/I²Cバス・バッファであり、SMBus/I²Cバス・プロトコル層に対して透過的な差動SMBus/I²Cバス (dI²C) 物理層を使用し、電気的にノイズの多い環境内で標準のシングルエンドSMBus/I²Cバスを拡張します。SCL（シリアル・クロック）とSDA（シリアル・データ）用の2つのシングルエンド/差動ドライバ・チャネルで構成されています。
同一のdI²Cバス・バッファ間に差動伝送ラインを使用することで、信号ラインが異なる電圧ドメイン間を通過する必要がある場合、劣悪な信号とバンドルされている場合、または高エネルギー電源や電気モータなどの電気的ノイズ発生源に隣接して動作する場合に、電気的ノイズやコモンモード・オフセットを排除できます。
SMBus/I²Cバスは、一般的に1つのPCB上または共通のグランド接続を持つ隣接PCB間で使用される、短距離の単純な低速デジタル・リンクとして考案されました。バスの延長や長いケーブル配線を必要とするアプリケーションでは、ノイズ・マージンを確保して干渉をなくすために、慎重な設計が必要となります。
dI²Cバス・バッファはこれらの問題を解決するように設計されています。ノイズが多い過酷な環境や、長いケーブルを必要とするアプリケーションに最適で、複数のフォロワーを許容し、最大クロック・レート1 MHzのバス速度で動作します。ケーブルは少なくとも3 mまで延長可能で、低いクロック速度ではより長いケーブルも使用できます。dI²Cバス・バッファは、既存のSMBus/I²Cバス・デバイスと互換性があり、シングルエンド側で標準、ファストモード、ファストモード・プラスのデバイスを駆動できます。
信号の方向は自動で制御され、外部制御は必要ありません。バス・バッファの標準SMBus/I²Cバス側では、バスのラッチアップを防ぐために、静的オフセットを採用しています。オフセット動作ではない可能性のある他のSMBus/I²Cバス・バッファにPCA9615を接続する場合には、注意が必要です。
このデバイスは、通常の2線式シングルエンドのワイヤードOR SMBus/I²Cバスと4線式dI²Cバスとの間のブリッジとなります。
追加の回路により、PCA9615を「ホット・スワップ」アプリケーション（常時オンのシステムで、既存の信号を妨害することなくモジュールやカードを挿入/取り外しできる必要があるアプリケーション）に使用することが可能です。
PCA9615は、VDD(A)とVDD(B)の2つの電源電圧を備えています。カード側の電源であるVDD(A)は基準としてのみ機能し、範囲は2.3 V～5.5 Vです。ライン側の電源であるVDD(B)は回路の大部分の電源として機能し、範囲は3.0 V～5.5 Vです。
TSSOP10
製品詳細
特長
システムの特長
- システムのノイズ耐性を向上させ、電源電圧の最大1/2のグランド・オフセットを実現する新しいdI2Cバス・バッファ
- 最大1 MHzで動作し、30mAのSDA/SCL駆動能力を備えた2チャネルdI2C（差動I2Cバス）/Fm+シングルエンド・バッファ
- ホット・スワップ （バスのデータを妨害することなく、モジュールやカードの抜き差しが可能）
- EN信号（PCA9615の入力）によるPCA9615ホット・スワップ・シーケンスの制御
- バスのアイドル状態検出（PCA9615の内部機能）により、接続が確立される前にバスがアイドル状態にあることを検出
- 最大1 MHzでのI2Cバス標準/ファストモード、SMBus、ファストモード・プラスとの互換性
- カード側のシングルエンドI2Cバス（最大540 pF）
- マルチドロップ・バスをサポートするケーブル側の差動I2Cバス
- 最大ケーブル長：3 m（約10フィート）（低周波数ではさらに延長可能）
- dI2C出力：公称端子での1.5 V差動出力
- 差動ライン・インピーダンス（ユーザー定義）：公称100 Ωを推奨
- 受信入力感度：±200 mV
- ヒステリシス：±30 mV（標準）
- 入力インピーダンス：ハイインピーダンス（200 kΩ、標準）
- 受信入力電圧範囲：-0.5 V～+5.5 V
- ロックアップ防止機能
- dI2Cバス・バッファ全体のアービトレーションとクロック・ストレッチをサポート
- 電源オフ/オン時にハイインピーダンスのI2Cバス・ピン
- 2.3 V～5.5 Vの動作電源電圧 (VDD(A)) 範囲、シングルエンド側5.5 Vトレラント
- 3.0 V～5.5 Vの差動I2Cバス動作電源電圧 (VDD(B)) 範囲、5.5 Vトレラント。5 Vで最適に動作。
- JESD22-A114準拠の2000 V HBM、JESD22-C101準拠の1000 V CDMを上回るESD保護
- 100 mAを超えるJEDEC規格JESD78に対してラッチアップ試験を実施
- 提供されるパッケージ：TSSOP10
購入/パラメータ
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