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NXPは、自社の事業活動がチームメンバー、 サプライチェーンの従業員、 および地域社会の人々に影響を与えることを認識しています。NXPは自社の活動と意思決定において常に人権を尊重し、サプライヤやパートナーも同様に人権を尊重することを期待します。
このページに記載された情報は2022年時点のものです。
最新の情報については、 2023年企業サステナビリティ・レポート をご覧ください。
NXPの行動規範、基準、プログラム、および監査手順は、私たちの行動は常にすべての人に敬意と尊厳を持って接するという最良の行動倫理基準を反映していなければならないとする、弊社のコミットメントを中心に構築されています。
デュー・デリジェンスは、NXPのビジネスにおける意思決定およびリスク・マネジメント・システムに不可欠な要素です。NXPのデュー・デリジェンス・プロセスには、自社事業およびサプライ・チェーンに関して、労働と人権、健康と安全、環境リスクにどのように対応するのか、その方法が反映されています。このデュー・デリジェンスには、リスク・アセスメント、コンプライアンスの監視、是正措置、従業員や経営陣、その他の主要ステークホルダーとの協議とエンゲージメント、さらに調査や公開報告書が含まれます。
NXPでは、人権を損ないかねない事態を特定し、予防や軽減のための措置を講じられるよう、2022年にNXPの人権マネジメント・システムを更新しました。このマネジメント・システムでは、NXPの事業バリュー・チェーン全体における人権デュー・デリジェンスの実施方法について、明確な指針を示しています。NXPでは社内外のリソースからのインプットを利用して、NXPのアプローチや対応を通知しています。
2022年におけるNXPの実績 | 2022年におけるサプライ・チェーンの実績 | |
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斡旋手数料の禁止 | 労働者による手数料の支払いはありませんでした。 | 監査対象となったサプライヤの35%が雇用手数料を請求していました。2社を除き、すべてのサプライヤが雇用手数料を返還しています。残りのサプライヤーについても、不適合を解消するためにNXPがフォローアップを行っています。 |
書類の保持 | 身元書類は労働者自身によって保持されています。 | 監査対象となった14社のサプライヤのうち、6社が労働者の身元書類を保持していました。6社すべてのサプライヤがこの身元書類を労働者に返却しています。 |
脆弱な労働者の公正な扱い | COVID-19のパンデミックと国境閉鎖が続いていたため、NXPにおける外国人移民労働者の雇用は減少していましたが、雇用主負担ポリシーの遵守を維持しました。このポリシーは、採用と雇用の際に労働者が敬意と尊厳を持って扱われることを保証するものです。 | サプライヤ監査が再開されたため、NXPは従業員に聞き取りを行い、パンデミック時の福祉状況を調査できるようになりました。NXPでは、労働者が自らの権利に関する問題や影響を匿名で報告できる電話回線を用意していますが、深刻な問題は報告されませんでした。 |
労働時間および休日 | 1つの拠点において、約900名のチームメンバー、すなわち直接雇用従業員の30%について、1週間の時間外労働が上限の60時間を超えていました。これは、継続的な労働力不足、外国人移住労働者の雇用の課題、急速な生産需要増大時の国境閉鎖によるものでした。この拠点では、生産をサポートする人員を効率的に確保することで、この問題を迅速に解決することができました。 | 監査対象となったサプライヤの64%が労働時間と休日を監視しておらず、NXPの要求事項に対する不適合となりました。4社のサプライヤがこの不適合をまだ解消していません。 |
年少労働者 | 児童労働は一切ありませんでした。すべての年少労働者は関連法や規制に従っています。 | 児童労働は一切ありませんでした。すべての年少労働者は関連法や規制に従っています。 |
明確な契約 | すべての労働者に対し、母国語で明確な契約書が発行されました。 | 監査対象となったサプライヤの42%に不明確な契約が存在していました。1社を除き、すべてのサプライヤがこの不適合を解消しています。残りのサプライヤーについても、不適合を解消するためにNXPがフォローアップを行っています。 |
適正賃金 | 賃金や手当に相違はありませんでした。 | 監査対象となったサプライヤの21%に賃金と福利厚生の相違がありました。すべてのサプライヤがこの不適合を解消しています。 |
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