MCX W71xファミリは、96 MHzのArm® Cortex®-M33コアに加え、Matter、Thread、ZigBee、Bluetooth LEをサポートするマルチプロトコル無線サブシステムを搭載しています。独立した無線サブシステムは専用のコアとメモリを備え、メインCPUの負荷を軽減してプライマリ・アプリケーション用に確保できます。また、ファームウェア・アップデートによって将来のワイヤレス標準もサポート可能です。MCX W71xは、EdgeLock®セキュア・エンクレーブ、コア・プロファイルを統合した高度なセキュリティを備え、NXPのEdgeLock 2GOクラウド・サービスによる認証情報の共有にも対応します。
MCX W71xファミリは、シングルチップ・ソリューションとして、またはホストされたアーキテクチャでコプロセッサとして機能することにより、インダストリアル&IoTデバイスをサポートします。NXPでは、MCX MCU、i.MX RTクロスオーバーMCU、i.MXアプリケーション・プロセッサの幅広いポートフォリオとともに、MCX W71xをネットワークまたは無線コプロセッサとしてシームレスに動作させるための包括的なソフトウェア・ソリューションを提供しています。
多くの産業用エッジ・ソリューションを提供してきたNXPの豊富な経験に基づくMCX Wシリーズは、-40°C~125°Cの幅広い動作温度範囲と、オプションのCANインターフェースを含む各種の産業用アプリケーション向けペリフェラルを備えるほか、長期的な産業用途をサポートするNXPの15年間の長期製品供給プログラムの対象ともなっています。
MCX Wシリーズは、MCUXpresso開発者エクスペリエンスによってサポートされ、組込みシステム開発の最適化、簡素化、迅速化に役立ちます。