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パッケージの内容2
ソフトウェアの入手3
接続4
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OpenSDAは、一部のNXP®評価ボードに組み込まれているシリアルおよびデバッグ・アダプタです。コンピュータ(または他のUSBホスト)と組込みターゲット・プロセッサ間をブリッジし、単純なUSBケーブルを介するだけで、デバッグ、フラッシュ・プログラミング、シリアル通信に使用できます。
OpenSDAハードウェアは、USBコントローラを内蔵したKinetis® K2xマイクロコントローラを搭載した回路で構成されています。ソフトウェア側には、マス・ストレージ・デバイス・ブートローダが実装されています。これにより、フラッシュ・プログラマ、実行制御デバッグ・インターフェース、シリアル-USBコンバータなどのOpenSDAアプリケーションを迅速かつ簡単にロードできます。
ジャンパ | 設定 | 説明 |
---|---|---|
J22 | 1-2 | リセット・スイッチをRST MCUにルーティング |
注:以下はRev Aの場合にのみ該当します。
R537
を取り外す必要がありますPTA29/FTM5_CH4/LPUART2_TX/LPSPI1_SIN_LS
およびPTA27/FTM5_CH2/LPSPI1_SOUT/LPUART0_TX _LS
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コンポーネント | S32K148 |
---|---|
赤色LED | PTE21 |
青色LED | PTE23 |
緑色LED | PTE22 |
ポテンショメータ | PTC28 |
SW3 | PTC12 |
SW4 | PTC13 |
OpenSDA UART TX | PTC7 (LPUART1_TX) |
OpenSDA UART RX | PTC6 (LPUART1_RX) |
CAN TX | PTE5 (CAN0_TX) |
CAN RX | PTE4 (CAN0_RX) |
LIN1 TX | PTA3 (LPUART0_TX) |
LIN1 RX | PTA2 (LPUART0_RX) |
LIN2 TX | PTA9 (LPUART2_TX) |
LIN2 RX | PTA8 (LPUART2_RX) |
SBC_SCK | PTA28 (LPSPI1_SCK) |
SBC_MISO | PTA29 (LPSPI1_SIN) |
SBC_MOSI | PTA27 (LPSPI1_SOUT) |
SBC_CS | PTA26 (LPSPI1_PCS0) |
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S32 Design Studio for Arm v1.3を使用すると、S32K144EVBのパフォーマンスが向上します。
注:S32 Design Studioのページで最新バージョンをご確認ください。
S32 DESIGN STUDIO IDEのダウンロードSomething went wrong! Please try again.
S32K144EVB評価ボードは、FreeMASTERツールを使用してランタイム・デバッグを行うとパフォーマンスが向上します。
また、FreeMASTER通信ドライバ(サンプル・プロジェクトにあらかじめ含まれているソース・コード)をダウンロードしてインストールすることもできます。
注:FreeMASTERのページで最新バージョンをご確認ください。
FREEMASTERツールSomething went wrong! Please try again.
ジャンパ | 設定 | 説明 |
---|---|---|
J7 |
1-2 | MCUのVDDドメインを3.3 Vに接続 |
2-3(デフォルト) | MCUのVDDドメインを5 Vに接続 | |
J8 |
1-2(デフォルト) | 5 Vドメインに12 V電源から給電 |
2-3 | 5 VドメインにUSB microコネクタから給電 | |
J12 |
1-2(デフォルト) | LIN1に対してLINリーダ・オプションを有効化 |
J18 |
1-2(デフォルト) | VBAT (+12 V) を3V3スイッチング電源の入力にルーティング |
2-3 | USB電源 (+5 V) を3V3スイッチング電源の入力にルーティング | |
J19 |
1-2(デフォルト) | VDDをVDD_MCUドメインにルーティング(MCU電流を測定する場合は取り外す) |
J21 |
1-2(デフォルト) | LIN2に対してLINリーダ・オプションを有効化 |
J22 |
1-2(デフォルト) | リセット・スイッチをMCUリセット・ラインにルーティング |
2-3 | リセット・スイッチをopenSDAリセット・ラインにルーティング |
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S32K148-EVB評価ボードは、USBまたは外部12 V電源から給電されます。
USB電源はJ8
(2-3) とJ18
(2-3)で有効にできます。
J24
にあるmicro-Bポートに接続します。 デバッグは、J24
経由でOpenSDAを使用して行われます。
USBを使用して給電されている場合は、LED D10
が緑色に点灯し、LED DS2
とDS3
がオレンジ色に点灯します。
注:ボードが認識されると、「S32K148EVB」という名前のマス・ストレージ・デバイスとしてPCに表示されます。
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OpenSDAについては、「プロジェクトとチュートリアル」を参照してください。
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フラッシュにTSAアクティブ・コンテンツとして格納されているWebアドレスがFreeMASTERアプリケーションによって検出されると、NXP Semiconductorsから自動的にFreeMASTER JumpStartプロジェクトがダウンロードされます。
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FreeMASTER JumpStartプロジェクトの説明
FreeMASTER JumpStartプロジェクトについては、「プロジェクトとチュートリアル」を参照してください。
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S32 Design Studio for Arm®を起動して、デフォルトのワークスペースを選択するか、新しいワークスペースを指定します。その後、[OK]をクリックします。
注:[Use this as default and do not ask again(これをデフォルトとして使用し、次回から表示しない)]ボックスのチェックを外します。
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OpenSDAでプロジェクトをデバッグするには、まずOpenSDAを選択する必要があります。
デバッグの基礎については、「プロジェクトとチュートリアル」を参照してください。
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S32 Design Studio IDEには、S32K1xxデバイスでのアプリケーション開発を迅速化するためのソフトウェア開発キット (SDK) が含まれています。
注:正しく実行されると、LEDが赤と緑で交互に点灯し始めます。
SDKの全ドキュメントは、次の場所にあります。
C:\NXP\S32DS_ARM_v2018.R1\S32DS\S32SDK_S32K14x_EAR_0.8.6\doc\Start_here.html
SDKの使用については、「イネーブリング・テクノロジ:ハンズオン・ワークショップ:S32 SDK for S32K 」をご確認ください。
デバッグ構成は1回のみ必要です。その後のデバッガの起動では、これらの手順は必要ありません。
デバッガを起動するには、次の3つのオプションがあります。
(F11) を押します
注:現在、この手順ではデスクトップ・ターゲット (project.elf) が選択され、エラーが発生します。これが変更されるまでは使用しないでください。
推奨:バグ・アイコンの下向き矢印をクリックし、..._debug.elf
ターゲットを選択します
ステップ、実行、中断、再開
ステップ・イン (F5)
ステップ・オーバー (F6)
ステップ・リターン (F7)
実行
中断
再開 (F8)
[Variables(変数)]タブをクリックします。
異なる値を入力するには、[Values(値)]フィールドをクリックします。
CPUのレジスタを表示するには、[Registers(レジスタ)]タブをクリックします。異なる値を入力するには、[Values(値)]フィールドをクリックします。
「値をクリックすると、別の値を入力できます。」
ペリフェラルのレジスタを表示するには、[EmbSys Registers(EmbSysレジスタ)]タブをクリックします。
[Add Memory Monitor(メモリ・モニタの追加)]のプラス・アイコン (+) をクリックし、開始するベース・アドレスとして40000000
を選択します
[Memory(メモリ)]タブをクリックします。
ポイントしてクリックすることで、ブレークポイントを追加します。
注:青い丸はデバッガのブレークポイントを表します。
プログラム・カウンタをリセットするには、[Terminate (終了)] (Ctrl+F2) の赤いアイコンをクリックします。
OpenSDAは、オープン・スタンダードのシリアル/デバッグ・アダプタです。USBホストと組込みターゲット・プロセッサ間のシリアル通信とデバッグ通信をブリッジします。OpenSDAソフトウェアには、フラッシュに常駐するUSBマス・ストレージ・デバイス (MSD) ブートローダと一連のOpenSDAアプリケーションが含まれています。
S32K148 EVBには、MSDフラッシュ・プログラマとOpenSDAデバッグ・アプリケーションがプリインストールされています。
次の手順に従ってOpenSDAブートローダを実行し、インストールされているOpenSDAアプリケーションをアップデートまたは変更します。
OpenSDAブートローダ・モードへの切り替え | OpenSDAアプリケーションをロードします |
---|---|
「BOOTLOADER」というボリューム・ラベルのリムーバブル・ドライブがホストのファイル・システムに表示されているはずです。 |
これで、MSDフラッシュ・プログラマの最新バージョンが実行されています。他のOpenSDAアプリケーションをロードする際も、これと同じ手順を行います。 |
「OpenSDAアプリケーションのロード」の手順に従って、S32K148EVBのMSDフラッシュ・プログラマを最新バージョンにアップデートしてください。
MSDフラッシュ・プログラマとデバッグは、仮想シリアル・ポートとデバッグ・インターフェースを提供し、S32K MCUにアプリケーションを簡便にプログラムできるようにする複合USBアプリケーションです。FAT16ファイル・システムをエミュレートし、「S32K148EVB」というボリューム・ラベルのリムーバブル・ドライブとしてホストのファイル・システムに表示されます。
ドライブにコピーされたRawバイナリおよびモトローラSレコード・ファイルは、S32K148のフラッシュに直接プログラムされ、自動的に実行されます。仮想シリアル・ポートは、標準シリアル・ターミナル・アプリケーションで開くことができる標準シリアル・ポート・デバイスとして列挙されます。
MSDフラッシュ・プログラマの使用 | 仮想シリアル・ポートの使用 |
---|---|
これで、新しいアプリケーションがS32K148EVBで実行されているはずです。バージョン1.03以降のMSDフラッシュ・プログラマでは、再プログラミングの前にUSBケーブルを抜き差しすることなく、繰り返しプログラミングすることが可能です。 S32K148の |
|
MSDフラッシュ・プログラマでのフラッシュ・プログラミングは、現時点ではWindowsオペレーティング・システムでのみサポートされています。ただし、仮想シリアル・ポートは、Windows、Linux、およびMacオペレーティング・システムで動作確認済みです。
COMポート使用中の仮想シリアル・ポートの切断で生じるWindowsでの既知の問題については、OpenSDAユーザー・ガイドを参照してください。
S32K148評価ボードは、そのファミリのうち、イーサネットとQuadSPIを使用できる唯一の製品です。ただし、これらのインターフェースは相互に排他的であるため、同時に使用することはできません。イーサネットまたはQuadSPIのいずれかを使用するには、固有の抵抗設定に従う必要があります。ボードのデフォルト設定は、イーサネットでの通信に使用されます。
S32K1xxファミリの他のデバイスとは異なり、S32K148にはイーサネット通信プロトコルの使用を可能にするENETモジュールが備わっています。そのため、このデバイスを小型ゲートウェイ(LIN-CAN-イーサネット)やオーディオ・アンプなどのアプリケーションに使用することが可能です。
S32K1xxデバイスのソフトウェア開発キット (SDK) では、ユーザーによるアプリケーション開発を迅速化するミドルウェア・イーサネット・スタック (LwIP) が提供されています。
ボードにはイーサネットPHYがありません。したがって、ENETを使用するには、S32K148EVB-Q176とADTJA1101-RMIIイーサネット・アダプタの両方を搭載するS32K148EVB-KITを入手する必要があります。
TCP/IP ENETのサンプルは、バージョンEAR 0.8.6以降のS32K1xx SDKでのみ使用できます。
サンプルを正しく動作させるには、次のものが必要になります。
このサンプルを試す前に、コンピュータのIPを静的IPアドレスに変更してください。変更するには、コンピュータのネットワーク・アダプタの設定に移動し、ローカル・エリア・ネットワークを右クリックして[プロパティ]を選択します。
[インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)]オプションを選択し、[プロパティ]をクリックします。
このSDKサンプルでは、IPの値として192.168.0.200
をS32K148に割り当てています。
コンピュータには同じネットワーク内のIPを割り当てる必要があります。値を入力し、[OK]をクリックします。
PCのセットアップが完了したら、SDKのサンプルをS32DSにインポートします。
[File(ファイル)]>[Create new project from example(サンプルから新規プロジェクトを作成)]オプションの順に選択します。
サンプルをコンパイルし、ADTJA1101-RMIIが接続されたS32K148 EVBにダウンロードします。
ボードとコンピュータの間にメディア・コンバータも接続する必要があります。
すべて接続したら、サンプルを実行します。その際に問題があってはなりません。サンプルが正しく実行されていることを確認するには、次の2つの方法があります。
192.168.0.200
を使用すると、ボードは次のように応答します。 192.168.0.200
、ポートを7
に指定します。 接続は問題なく確立されるはずです。
コンピュータとS32K148が接続されたら、任意のメッセージを送信できます。S32K148は送信されたあらゆるメッセージにエコー・バックします。
S32K148評価ボードは、そのファミリのうち、イーサネットとQuadSPIを使用できる唯一の製品です。
ただし、これらのインターフェースは相互に排他的であるため、同時に使用することはできません。イーサネットまたはQuadSPIのいずれかを使用するには、固有の抵抗設定に従う必要があります。
ボードのデフォルト設定は、イーサネット用です。
S32K1xxファミリの他のデバイスとは異なり、S32K148には、QuadSPIプロトコルを許可する外部デバイス(主としてメモリ)との通信を可能にするQuadSPIモジュールが備わっています。
S32K148 EVBでは、ボードにMX25L6433F外部メモリが搭載されています。
S32K1xxデバイス用ソフトウェア開発キット (SDK) では、ボードに実装された外部メモリとの通信用のサンプルが提供されています。これを実行するだけでモジュールのテストを開始できます。
NXPのいずれかのコミュニティ・サイトで、他のエンジニアとつながり、S32K148EVBを使用した設計に関する専門的なアドバイスを受けることができます。